2009-01-01から1年間の記事一覧
もしあなたが高校生なら、アメリカをはじめとする英語圏の大学に進学することを真剣に検討してほしい。あるいは、高校生を子供に持つ親なら、お子さんに英語圏の大学を勧めてほしい。日本企業が完全にどん詰まりになった。ハゲタカファンドが狙いつけた日立…
池田信夫氏がいまさらのように嘆いて見せている。民主党政権では日本経済は立ち直れない - 池田信夫 blog短期的な需要刺激策に終始する民主党の政策では、長期的な経済成長は難しい。池田氏は、一貫した主張として「成長率を引き上げる最大のエンジンは、雇…
どうやら鳩山政権は死に体のようで、ポスト鳩山がささやかれている。ポスト鳩山がとても心配だ ヒトラーの経済政策 - 池田信夫blogこういう記事を見ると再びやり場のない不安に襲われる。ポスト鳩山に亀山氏?うーん。想像するだけでぞっとする。2年くらい…
ベトナムで初めてのクリスマス。クリスマスイブに、サイゴンの街の中心部に繰り出したが、圧倒的な人の多さに驚愕した。まるで街中がパーティ会場と化したようだった。バイクさえ歩行者に圧倒されて、道路は歩行者天国状態だった。初詣の人ごみを想像すれば…
Kazu さんも、わかって書いている、釣り記事だとは思うんだけどさ。金融日記:政治さえまともになれば日本は圧倒的にアジアで独り勝ちできるその香港・シンガポールばりの経済の自由化が、どこの国もなかなかできないので、経済が伸び悩んでいるわけでね。優…
原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテさすが essa さん一流の文章ではあるが、内容自体は私がいつも考えつめているのと同じものだった。要するにフラット化が進行する世界で、高賃金を守らなければならない立場の日本人たちは何…
「終身雇用はなぜなくならないか - Chikirinの日記」に次のようなブクマをつけたところはてなスターが20個もついた。同じように感じている人がそんなにも多いのか。 確かに解雇規制は言い訳臭い。日本企業は利益を出すのが目的じゃなくて、実は、単に存続す…
確かに最近、ニホン、ニホンと何かにとりつかれたように、日本関係の(ネガティブな)情報を集めているのは認める。ときどき、ネットで、「日本に何でそんなにこだわる必要があるの?」と言われるが、そういう人はおそらく日本の外に住んだことがない。日本…
日本はひとつのターニングポイントをむかえているのかもしれない。行政刷新担当相曰く「日本の研究者がアメリカに逃げたところで、アメリカで採用されるわけがない」:現政権は研究者が容易に国外逃亡しうるという事実を理解していない(追記2件あり)とそれ…
いま勉強している USCPA(米国公認会計士)について、テクニカルな話題を livedoor ブログで書いていこうと思います。USCPA 勉強日記 on Railsそれほどテクニカルでない USCPA に関する話題は、ここでも、"USCPA"というタグをつけて、「です・ます」体で書い…
私も「監修」させていただいた KoshianX 氏の最新エントリ。2030 日本自治区の誕生 - 狐の王国2030年に日本が中華人民共和国に「自発的に参加」し、日本自治区が誕生する、という話である。中国では、自分たちのことを「中華民族」と呼んでおり、多数派の漢…
IT 業界、日本とアメリカの違い 私は、1994年に東大経済学部を卒業したあと、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入った。配属されたのは、丸の内支店で、多くの一般職女子行員に混じって、預金・内国送金・外為等の事務作業に従事した。要するに、日本企業に…
ベトナム語をホーチミン市で勉強しようと思っている皆さんへ。ちょっと唐突ですが、私が勉強したホーチミン市師範大学(Trường Đại học Sư phạm Thành Phố Hồ Chí Minh)の勝手な宣伝をしようと思います。 というのは、この大学関係者から、最近、ベトナム語学…
抽象化できない人々 小学校で次のような算数の文章題が出題されたとしよう。 花子はお母さんからリンゴを5個もらいました。花子はリンゴを2個食べました。いまリンゴはいくつありますか。 答えは3個である。私がいまからタイムスリップして小学校に戻っても…
私はベトナムに来る前こういうエントリを書いた。去年の9月のことだ。なぜ外国へ行くのか社会に関わるということ 私がベトナムに行くのは、ベトナムで人を雇うという経験をしてみたいからだ。日本は賃金が高すぎて、失敗した時のリスクが高すぎる。その点ベ…
私が3年ほど前、B2C のウェブビジネスの現場に飛び込んだとき、自分では IT ビジネスをやっているつもりだった。だが、最近ようやく気がついたのは(まったく遅いのだが)ウェブというのは、実はメディアそのものだ、ということだった。紙や電波のかわりに、…
最近、日本社会を外から見るに、格差社会だ貧者救済だとかまびすしい。国内の事情しか見ないからそういう話になる。世界的な視点で日本経済の現状を見ると、要するに、労働賃金という要素価格が、世界的に均等化していくプロセスにもろに巻き込まれているだ…
Hackerspace.sgBarcamp ノマドの @preetamrai などが中心になって作ったシンガポールのギークたちの溜まり場である。4人で家賃を折半して、借りたスペースだそうだ。その行動力がなんだかうらやましい。サイゴンにも作るか・・・。イノベーションは、こうい…
Barcamp Singapore 4 が11月21日、Suntec 3 の IDA Singapore で行われた。IDA Singapore とは、何か。 The strategic goal of the Infocomm Development Authority of Singapore (IDA) is to cultivate a vibrant and competitive infocomm industry in Sin…
シンガポールにやってきた。サイゴンからの飛行機では、ベトナム人の若い夫婦が私の隣に座った。客室乗務員が入国カードを配ったので、書き込もうとペンを取り出そうとすると、隣に座った奥さんが私に二枚の入国カードとパスパートを突き出して、「書いてく…
世の中の仕組みをつらつらと考えてみるとね。東京では今日もどこかでソフトウェア技術者のための勉強会が開かれて、技術者たちが技術的なテーマについて熱く語りあっていることだろう。そこで、重要なのは、技術者にとって、面白いかどうか、自分たちの仕事…
Microsoftの大失敗はGoogleの大成功―Don Dodge、新たな適職に就く Don Dodgeというお方、存じ上げないのだが、TechCrunch によれば、 Don Dodgeはシリコンバレーのスタートアップとの協調のためにカギとなる人物 とのこと。もっとありていにいってしまえば、…
「政治的改革の難しさ」でこのまま日本政府の財政規律が失われていくと、おそらく日本の財政金融政策が IMF の管理下におかれるだろう、と書いた。池田信夫氏などは、ハイパーインフレが来て円が暴落するというが、世界の金融秩序に深刻な動揺をもたらしかね…
日本では、カネの話をするのは一種のタブーである。スーパーで安売りのバナナを手に入れた話はできても、人々の収入や住宅ローンの支払い金額を聞くことはできない。*1私は、IT 業界で技術者として長く働いていたが、なかなかカネの話をする機会がなかった。…
いわゆる「事業仕分け」で科学予算を大幅に削られた研究者のみなさんが怒り心頭のようだ。Twitter / Search - #shiwake3いわく「日本の未来を形成する科学技術費を削るとはけしからん」とのこと。その通りと思いつつも、やっぱり無駄な研究はあるよな、とも…
国際収支統計とは、居住者(R)と非居住者(NR)の間の財・サービス・資本のやり取りに関する統計である。次のサイトがよくまとまっている。「国際収支統計」の解説:日本銀行 国際収支統計 - Wikipediaいくつかの勘定科目があり、それぞれについて、R => NR, NR…
ネットのあらゆる場所で絶賛されているマンキューの経済学入門書。どんなもんじゃい、と冒頭部分を読んでみたが、唸らされるほどすばらしかった。(私は英語版 "Mankiw 2003, Principles of Economics" を読んだ)マンキュー入門経済学作者: N.グレゴリーマン…
金価格が高騰している。今朝、ベトナムの主要紙トゥイ・チェ(Tuoi Tre) は、1面に貴金属店に押しかける人々の写真とともに「金に何が起こっているのか」という見出しを掲げている。ベトナムでは、ごく最近まで金で交易が行われていて、いまだに金価格を単位…
シンガポールの統計でも勉強しようと、政府の統計局のウェブサイトを見ていたらいきなり鬱になってきたよ・・・。Welcome to Statistics Singapore「え、これって政府のウェブサイト?」と一瞬目を疑うようなカジュアルなデザイン。3カラム構成の中央カラム…
さて最近再び盛り上がりを見せているリフレ論争。マーケットから見た「リフレ派」の誤謬 - よそ行きの妄想 金融日記:勝間さんのインフレ政策を実行するとどうなるのか?彼らマーケットの現場の人から見ると、リフレ派の「マイルドなインフレ」というのは理論…