東南アジアに行きます

来たる2012年5月13日から6月17日まで 5月22日から6月17日まで、主にベトナムとフィリピンを訪れます。 5月13日-27日 5月22日-6月3日 ベトナム・ホーチミン 5月28日-6月17日 6月4日-6月17日 フィリピン(主にセブ。最後の数日はマニラ) (5月21日の金環食観測…

3月のSkype 相談サービス利用状況

2月28日に Skype 相談を公式に開始した。それから1ヶ月以上が経過した。今日は、3月のSkype相談サービスの利用状況をご報告したい(これから毎月定期的に報告するつもりである)。3月1日から31日までの期間に、のべ38人もの方々がさまざまな相談を私にしてく…

「現代フィリピンを知るための61章」感想

文字通り、現代フィリピンを知るための決定版と言えるのではないか。現代フィリピンを知るための61章【第2版】 (エリア・スタディーズ)作者: 大野拓司,寺田勇文出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2009/09/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリ…

2012年3月財務報告

先月に引き続き、今月も私の財政状態を開示する。私は「パブリック・マン宣言」で情報公開を基本とする旨を宣言し、「私はおカネ儲けが苦手です」で自らを「特定非営利活動個人(NPP, Nonprofit Person)」と規定した。財務報告は、それに伴う自分の活動に関す…

古いゲームから降りよう- 正しい問いを立てる大切さ

イケダハヤトさんが素敵なことを言っている。ゲームから降りる | ikedahayato.blog 例えば「サラリーマン」という言葉で想起する生活は、ある種のゲームでしょう。・いわゆる「就活」をして、新卒で良い会社に入る ・毎日同じ時間に同じ場所に出社する ・自…

モノを所有する時代の終わり - 所有価値から使用価値へ

近代経済学の枠組みでは、効用(人々の喜びの増加または苦しみの減少)をもたらすものを財と呼ぶ。財はモノとサービスに分けられる。近代経済学が誕生したときには、モノが絶対的に不足していたので、財はほぼモノを意味していた。その後、サービスに対する…

ノマドな私の自己実現

前回『「パブリックな消費」という名の生産』で、私は 私は別に理論家というわけではなくて、自分が実際に行動を取るために必要な分の理論的根拠を考えているにすぎない。実は、自分自身でパブリックな消費を実践する構想を暖めている。 と書いた。これから…

「パブリックな消費」という名の生産

あなたはおカネが好きだろうか?「100万円あげる」と言われて嫌な顔をする人はほとんどいないだろう。私もカネは好きだ。なぜ私たちはカネが好きなのだろうか?それはカネがあればたいていのものが買えるからだ。自分の欲しいものが何でも手に入る。そのため…

21世紀の「大学」にキャンパスは要らない

宣伝めいてしまって恐縮だが、私が先日始めた Skype 相談。すでに多くの方の相談を受けた。そのような相談者の方の一人 @koba_tsuyoshi さんから以下のようなご意見をお寄せいただいた。 今日は、大変、おもしろい内容で有意義な時間になりました。酒井さん…

再び 3月11日を迎えて - 来たるべき日本の危機に備えよう

去年(2011年)の3月11日の午後3時前、私は横浜のとあるスターバックスでコーヒーを飲んでいた。そのとき読んでいた本が、これ。岐路に立つ中国―超大国を待つ7つの壁作者: 津上俊哉出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2011/02/26メディア: 単行本 …

Skype 相談サービス開始10日後の現状

3週間前の2月15日、「パブリック・マン宣言」で私は Skype 相談サービスを準備している旨を明らかにした。公式に開始したのは、2月28日「Skype 相談サービスはじめます」で、それから10日経過した。反響は驚くべきもので、「パブリック・マン宣言」の段階で…

評価経済を可能にしたもの - 「評判銀行」としてのインターネット

評価経済という言葉が最近熱い。これは、従来のカネを中心に回る貨幣経済と対比される言葉である。評価経済では、カネではなく評判の蓄積が追求される。評判は、昔からあったのにも関わらず、なぜ最近になって注目を集めているのだろうか?情報がすべて無料…

2012年2月財務報告

私は「パブリック・マン宣言」で自分の財政状態を開示し、「私はおカネ儲けが苦手です」と述べて自らを「特定非営利活動個人(NPP, Nonprofit Person)」と規定した。私は、ネットから生活の糧を得る代わりに、ネットの人々に対して、自分の活動に関する説明責…

もし世界が人口10人の村だったら - 図解・評価経済論

世界人口は現在70億人。これを人口10人の村にたとえるのは、やや無理があると感じる人もいるかもしれない。そういう人はこの「世界村」の1人は、実際の7億人分だと考えてもいい。その「世界村」で、モノの生産力が上がり、それに従事する人々が減ったら、村…

2011年アマゾンアソシエイト売上ランキング

当ブログサイトにおける2011年のアマゾンの売上決算およびランキングを発表する。紹介料収入 110,106円(正確には振り込まれた金額) 去年の9月以降の収入が大部分であった。ただし上の金額には本の紹介以外の部分も含んでいる。私が紹介するリンク経由でア…

Skype 相談サービスはじめます

先日、「パブリック・マン宣言」でも述べた通り、「Skype 相談サービス」を開始します。Skype のビデオ通話を利用して私、酒井英禎(@elm200)と話してみませんか?私には、資産はありませんが、その代わり自由な時間があります。地位はありませんが、世界各国…

先進国からモノ作りが消える日

新興国が「世界の工場」となりつつある現在、日本を含む先進国からモノ作りが事実上消滅しつつある。私たちは、モノ作りに頼らない経済を打ち立てなければならない。そのためにはどうしたらいいのだろうか?結論を先に言ってしまうと、サービスを売るしかな…

「情報を売る」時代の終焉

結論からいうと、もう「情報それ自体を売る」ことはできませんよ、という話だ。新聞社・出版社・音楽会社・映画会社等々、「情報それ自体を売る」ことを生業にしてきた人たちは、そろそろ商売替えをする準備をしたほうがいい。情報は、本質的にカネとは相性…

カネを媒介としない新しい経済ー21世紀の評価経済論

新時代へようこそ。経済は、いま20世紀型から21世紀型へ大きく変貌しつつある。 カネとモノの交換。これはもっとも伝統的な商取引であり、経済の基本である。20世紀前半はこれが経済活動の大半を占めていた。 カネとサービスの交換。モノの生産が効率化して…

私はおカネ儲けが苦手です

私たちは、資本主義経済に生きている。私たちは、大人になった後、四六時中、いかにカネを多く得て少なく使うか、いかに蓄えるか考えつづけている。カネは空気のように、社会全体にあまりに当然かつ普遍的に存在していて、それがわずか4000年ほど前、人類の…

私の典型的な一日

パブリック・マン宣言で私は、「情報公開を基本とする人間になりたい」と述べた。今日は、その約束を果たすべく、私の典型的な一日をお伝えしたい。私は、毎日同じ時刻に起きて、同じ時刻に寝るタイプの人間ではない。だいたいこんな感じ、という典型的な一…

ソーシャル拡大家族による新時代の社会保障

昨日、パブリック・マン宣言というエントリーで赤裸々に自分の財務状況を告白したところ、古い友人から、こんなメッセージが飛んで来た。 本当に150万しかないの?親倒れたらどーすんのよ。持ち家も固定費かかるのよー 友人は、歯に衣を着せない人で、本…

パブリック・マン宣言

41歳の日本人の男はいかに生きるべきか。その社会通念は、日本の中でも住む地域や所属する社会階級によって異なるのかもしれない。私は、東京のいい大学を卒業したので、同級生たちはたいてい大企業や役所で働いている。多くは家族を持ち、仕事に子育てに忙…

米国の作者が描く現代ソフトウェア産業の断面図 3冊

Twitter の気楽さにあまりに慣れすぎてしまい、ブログエントリをすっかり書くことが少なくなってしまった。それでもブログのようにある程度の長さの文章を書くことは重要だ。最近、私は書評人関係のプログラミングに没頭していて、自然言語で文章を書くこと…

「合成感覚」の時代

ある興味深い比喩(メタファー)を思いついたので、ここに記すことにする。これが単なる比喩以上の意味があるかはわからないが、何かの思考の整理にはつながるかもしれない。19世紀が「合成素材」の時代の幕開けであったように、21世紀は「合成感覚」の始ま…

働かざるもの、飢えるべからず

泣く子も黙るアルファブロガー、ダン・コガイこと小飼弾氏の「働かざるもの飢えるべからず」読了。献本深謝。働かざるもの、飢えるべからず。 だれのものでもない社会で、だれもが自由に生きる――社会システム2.0 (サンガ新書)作者: 小飼弾出版社/メーカー: …

書評「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」

スティーブ・ジョブズの名をタイトルに含めれば、どんな本であれ確実に売れるであろう。だが、この本はそういう安易な便乗本ではない。私は「書評人ラジオ」を始めてから、人前で効果的にしゃべることの難しさを思い知らされた。もっとうまく話したいと思う…

「書評人ラジオ」第7回はラングリッチの英語教師のみなさん

評者(レビュア)の魅力を伝える書評サイト・書評人によるユーストリーム放送「書評人ラジオ」。毎回いろんなゲストをお招きして人となりやお気に入りの本の話に迫ります。放送は毎週木曜日20時から1時間です(ただし12月15日(木)はお休みをいただきます)…

フィリピン留学・ラングリッチ一日体験入学

フィリピン・セブ島に来て約1週間になる。眺めのよいギークハウスに居候する楽しい日々。今日は、ラングリッチさんのご厚意で、1日体験入学させていただくことになった。もっとも一般的なのはマンツーマンの6時間授業なのだが、体力の限界に挑戦する意味で、…

「書評人ラジオ」第6回臨時増刊号は語学学習サイト Lang-8 の@yang8 さん

評者(レビュア)の魅力を伝える書評サイト・書評人によるユーストリーム放送「書評人ラジオ」。毎回いろんなゲストをお招きして人となりやお気に入りの本の話に迫ります。放送は毎週木曜日20時から1時間です(ただし12月15日(木)はお休みをいただきます)…