重要なのは、仕事を続けることにワクワクできるかどうかなんだ

Ruby on Rails 作者の David Heinemeier Hansson のブログエントリ "In it for long haul"が感動的だったので、ついカッとなって日本語訳してみた。以下は、心の目で読んだ超訳。正確さを求めるなら原文をあたってほしい。

今日 RailsConf '08 についてアナウンスしたけど、今回のカンファレンスで、僕は Ruby on Rails と丸5年間付き合ってきたことになるということについて、ちょっとばかし考えてみたんだ。


一番うれしいのは、いまだに Ruby on Rails と付き合うのがとても楽しいっていうことだ。このことにすごく意味があると思うのは、僕とみんながいまだにこのプロジェクトにかかわっていて、この先さらに5年以上かかわっていける感じだからだ。


自分の本当に好きなことを、好きだからというそれだけの理由でやるほうが、報奨金のためにやるより、見返りはずっと大きくなる。Ruby on Rails を通じて僕たちは長い間いろんなものを勝ち取ってきた。業界へのインパクト、幾千の企業や開発者が採用したこと、書籍、カンファレンスなどなど。でも、結局のところそんなことは問題じゃない。重要なのは、仕事を続けることにワクワクできるかどうかなんだ。


そう考えてみると、仕事内容それ自体を本当に楽しめる職業を選んだほうが絶対いい。結果や報奨金だけでなくてさ。実際の仕事それ自体。それ以外のことをしている時間なんてないんだよ。

最後のパラグラフが特に素晴らしい。原文はこんな感じ。

In light of this, I strongly recommend that you find a vocation in your life where you just really enjoy the act itself. Not just the results, not just the external incentives. The actual work. There's not enough time to spend it doing anything else.

本当に好きな仕事をして、これだけの名声を得ている DHH が本当にうらやましい。私は、暗中模索しながら「けものみち」を歩いているが、いつかそんな仕事を自分の手で創りだしたい。結果が評価されるからではなく、お金がもらえるからでもなく、することそれ自体が報酬であるような仕事を。