ガラスの壁をぶち壊す

この前、「自分のまわりはアホばかり」症候群というエントリを書いたら、170以上もはてブがついてビックリした。ただ、自分でも珍しく自分の気持ちを素直に書けたという感触はあった。コメントはひとつひとつ丁寧に読んだ。自分のもっとも恥ずかしい部分に、真剣に反応してくれたのは、本当にうれしかった。ありがとう。

私は、人一倍、自分を回りから守ろうという気持ちが強いのだと思う。だから、何かを言ったり、書いたりするときに、ついついカッコをつけてしまう。小学校時代、私が何より不得意だったのは、読書感想文を書くことだった。夏休みの勉強の宿題は、たいてい夏休みが始まる前に、全部終わらせてしまっていたのだが、読書感想文だけは、夏休みが終わっても書けないで、いつも先生に責められた。「読書の感想?感想ってなんだ?」という感じだった。つまり「1+1=2」的に答えのあるものについては、すぐ答えを出せても、「自由に書きなさい」というと途方にくれてしまうのがあのころの自分であった。そして、いまの自分でもある。

自分の内側と外側の間に透明なガラスの壁があって、内側に閉じ込められている自分は、外側の世界 - いきいきと生きる人々の世界 - に触れることができない、という思いをずっと持ち続けてきた。私は、そのガラスの壁をぶち壊したい。この前のエントリを通じて、そのガラスの壁に少しだけ、ヒビが入ったような気がする。