米リーマンブラザーズ経営破綻

今日はアメリカ金融市場にとって、歴史的な一日となったようです。

(9/15)リーマン、破産法申請へ バンカメはメリル買収で合意

 【ニューヨーク=米州総局】米4位の大手証券リーマン・ブラザーズは15日未明、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請すると発表した。一方、米大手銀行バンク・オブ・アメリカは、米大手証券メリルリンチの買収で合意したと発表した。米金融市場の混乱は老舗証券会社の経営破綻、世界的規模の業界再編に波及した。

リーマン・ブラザーズ連邦破産法11条適用で経営破綻、メリルリンチバンク・オブ・アメリカに吸収合併とアメリカ金融市場に激震が走りました。私は、大学は経済学部出身で銀行に籍を置いていたこともある人間ですが、情けない話、金融に関するテクニカルは話はよくわかりません。ずっと IT 一筋で仕事をしてきたので。

ただ、株式投資を真剣にやっていた時期もありますし、市場の心理というのは理解できます。人間は金融市場においては、貪欲さと臆病さに駆動される野生動物のようになってしまいます。強気の相場では、無限に儲かるような気がして、買いが殺到し、バブルを作り出します。いったんバブルがはじけて、弱気の相場になると今度は疑心暗鬼となり、ささいな材料にも売りが集中して、人々は安全な場所へ逃げ出そうとします。まったく馬鹿みたいに見えるかもしれませんが、実際にポジションを取ってみるとこのことはよくわかります。

現代の金融市場は各国の市場が連結して事実上ひとつのグローバル市場を形成しているので、今回のような巨大な衝撃は、今後、全世界の金融機関へ波及すると思われます。日本経済への影響が心配ですね。私自身は、多少外貨を保有しているのですが、このポジションについてどうするか考えどころです。