リサイクルショップらやね

今朝は、家電+机を処分した。お願いしたのは、池袋にあるリサイクルショップらやね。見積もりでは、家電(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ等)で +5000円、机+椅子で -5000円ということでプラスマイナス・ゼロだった。机の処分代が4000円もするのがなんとかならんかなー、と思いつつ、30キロ以上する重い木製の机なので、まあ仕方ないとか思ったり。本当は、午後にもうひとつ業者を頼んでいて、相見積もりを取るつもりだったのだが、いますぐ全て処分できるという誘惑に勝てなかった。あー、ごめんよ、商売の神様〜。こんどからきちんと相見積もりは取るからさ。最近、ホリエモンの「100億稼ぐ仕事術」(って恥ずかしいタイトルだな、もう)を読んでいて、その中にも、「絶対、相見積もりを取れ」と書いてある。まったく、そのとおりです、ホリエモン。ただ、転居直前の荷物処分では、タイミングの問題があって、なかなか売る方は強気になれない。この弱みに付け込むのがリサイクルショップの利益の源泉なんだろうな、とか思ったり。

それはともかく。はじめて、このリサイクルショップに電話したときから、出た相手が日本人ではないことは分かっていた。非常に流暢なほぼ完璧な日本語なのだが、わずかな外国人訛りがある。はじめは、中国人かと思っていたのだが、今日、実際に業者の人が来てみると、インド人風の容貌である。出身国を訪ねてみると、イランの人だった。来日20年になるそうだ。奥さんは日本人で子供もいるらしい。

話し方は実に的確で頭がよさそうである。世間話をするうちに、実はなんと彼は東大経済学部出身で、過去、ソフトウェアエンジニアをやっていたことが判明!アセンブラPascal, C++ などを使って仕事をしていたそうだ。組み込み系かな?流転の果て、パソコンのリサイクル業から初めて、いまは一般のリサイクルショップになっているらしい。リサイクル業のかたわら、一年前までは携帯電話向けゲームソフトの開発を、日本にいるインド人などを使って、やったりしていたそうだが、本人いわく「日本はキャリアの注文がうるさすぎて、まったく割りに合わない」とやめてしまったそうだ。印象的だったのは、「最近、イラン、中国、韓国などをまわってきたけど、日本が一番景気が悪い。いまは日本で何の商売をやってもダメ」とこぼしていたこと。これからは外国で商売をしたいそうだ。

私はベトナムで商売したいんだ、と言って意気投合。彼は「いまは何でも中国が一番よ」と言っていたけど、その気持ちもよくわかるなあ。たしかに、日本向けのソフトに特化したいなら、中国で作るのが一番いいよ。日本語を話せる中国人エンジニアの層が厚いからね。朝っぱらから不思議な縁であった。プラス・マイナス0査定であったが、まあ、楽しい話ができたから、よいかと思える取引だった。(相見積もり取らなかったから、高いか安いかわかりません、ごめん。今度からはきちんと相見積もりとるよ〜)