大元旅館

グヮンファムンにある大元旅館。10分ほど歩いたキョンボックン近くに新館があり、その分施設は新しいのだが、私としては本館のほうをお勧めする。なぜなら、本館を管理しているアジュモニ(おばさん)があまりに親切だからだ。たった1000ウォンで、丁寧に服を手洗いしてくれたのには、感動した。ボロいが、確実に他の旅行者との交流が楽しめる、めちゃ私好みのゲストハウスである。

そこで出会った人々。

・ドイツ旅行の帰りにストップオーバーで立ち寄った30歳前後の日本人女性。韓国語が妙にうまいと思ったら、韓国語能力検定6級(最高級)の持ち主だった!!すごい!

・犬がいるな〜、ここで飼っている犬かな〜と思いきや、実は日本からアメリカへ帰国途中の男性が連れている犬だった。日本は世界でも最高に動物の管理が厳しいので、韓国に持ち込むときに厳しい検査はなかったという。(逆は厳しいらしい)

リトアニア人の若い女性2人連れ。彼女たちが持っていたタバコにリトアニア語が書かれていたのがエキゾチックだった。生まれて初めて出会ったリトアニア人。リトアニアは人口300万人しかいない。

フィンランド人の中年女性。彼女は6ヶ月間の仕事の休みのうち1ヶ月を使って韓国を旅しているという。なぜ6ヶ月の休みが取れたかというと、他の失業者が6ヶ月間、彼女の仕事についているからだという。彼女は仕事を明け渡すかわり、政府からいくらか給付金をもらっているという。一種のワークシェアリングの試みか。このような休みが5年に1回取れるそうだ。驚くべき北欧の福祉政策である。その代わり税金は高いと言っていた。そういや生身のフィンランド人に会ったのも初めてだったな。普通の白人に見えたが。