サイゴン一日目

今朝10時にホテルを一応チェックアウトして、より長期に滞在可能なホテルを探しはじめる。一泊20ドル以下で、無線 LAN が使える部屋を探したい。

ファムグーラオ通りの近くのホテルをいろいろあたってみるが、どれもぱっとしない。安ければ、部屋がよくなかったり、無線 LAN が使えなかったり。良いところはそれなりの値段である。

ファムグーラオ通りを少し外れて、五行廟と呼ばれるエリアのゲストハウスを見てみる。このエリアまで来ると完全にローカルな感じで、英語もあまり通じない。ベトナムに腰を落ち着けるにはよさそうだ。実際、そういう長期滞在者が多いエリアだそうだ。一軒、値段は予算内で、無線 LAN も使用可能で、かつきれいなホテルがあった。しかし、ここは満室だった。長期滞在者が多く、いつ部屋が空くかもわからないとのことだった。

午後、市内中心部にある Saigon Language School を訪ねる。ここは日本語とベトナム語を教えている語学学校で日本人スタッフもいる。やはりベトナム語コースの学生は日本人が多いらしい。

日本人かあ。私にとって外国にいるときの他の日本人との付き合い方はなかなか難問である。日本人と親しくなると、急速に現地の情報を集めることができる反面、日本語での生活圏が居心地が良すぎて、ベトナム語の世界に入っていくのが面倒になってしまう危険もある。いまは、どちらかといえば英語圏の旅行者の文化の中にいる。今いるしゃれたカフェも欧米人だらけである。ひとつの戦略としては、このまま英語圏の世界に浸り続け、欧米人が通うベトナム語学校に行ってみるという手もある。

悩ましいなあ・・・。結局は、自分が何のためにベトナムにいるかという原点に立ち返って判断を下すしかない。

さて、今日は昨日いたホテルに戻ろうかな・・・。一泊25ドルだが、一週間くらいなら泊まってもいいかもしれない。その間になんとか生活の方針の目処を立てるべくがんばってみることにしよう。