大学の Wifi 環境

結局、庶民的で地元の人とより多くふれあいの持てそうな、ホーチミン市師範大学で勉強することに決めた。で、大学に来て、留学生事務室を訪れるも係員は今日は不在。仕方なく、ロビーに下りてくると、無線 LAN の電波が拾えることに気づいた。セキュリティは掛かっていないので、誰にも解放されている。いまそのインターネット環境を利用してこのブログエントリをポストしている。

韓国もベトナムも無線 LAN の環境は日本より遥かによい。日本の無線 LAN はガチガチにセキュリティがかかっていてすこぶる使い勝手が悪い。こういうところ、日本人の几帳面さが裏目に出ているのではないか。

そもそも無線 LAN にセキュリティなんているのだろうか?ただ乗りされたところで、それがどれほど問題なのか?やれ盗聴されるとか、ウィルスがばら撒かれるとか、不安を煽る自称専門家たちは多いが、現実にどれくらい被害があるのだ?私は、インターネットで飯を食ってきた人間だが、どうやったら無線 LAN を使って悪さができるのか、その方法を知らないし、どうせそういうことができる悪い奴がいれば、セキュリティをガチガチにしても、結局破られてしまうものだ。

100万人にたった1人の泥棒を防ぐために、頑丈なガキを苦労して掛けるのが日本で、泥棒が出たら出たときさ、と開き直っている(というかリスクに気づいていない?)のが韓国やベトナムなのかもしれない。しかし、結果的に、費用対効果の観点からいえば、日本が取りこし苦労で、韓国やベトナムのほうがより合理的な気がする。