静かな一日

今日は、おそらく日本を離れて一番ゆったりした一日だった。

ベトナム語と現地の英字新聞の研究に一日を費やした。

いまの大学のベトナム語の教科書は、Giao Trinh Tieng Viet Cho Ngoui Nuoc Ngoai(Vietnamese As A Second Language)。私が通うホーチミン市人文社会科学大学が編纂した教科書である。実に良くできている。私がいままで見たベトナム語の教科書の中では、最高の出来である。

英字新聞は Viet Nam News。1部 6000ドン(38円)で購入。くだらない三面記事は一切なく、政治・経済・社会に関する硬派の記事で埋め尽くされている。実に気持ちのよい新聞だ。ベトナム版ウォールストリートジャーナルか。もちろん政府のコントロールは受けているので、政治記事はみな優等生的でさして面白くはないが、経済・社会面は、ベトナム社会の素顔が率直に記述されていて、興味深い。ベトナムでビジネスをするには、とりあえずこの新聞だけ読んでおけば現地情報を把握するには十分な気がする。

私はベトナムという喧騒の国で、当分、静かに学習と瞑想を日々を送るつもりだ。次の一手を決定するために。