焼き物にお絵かき

ホテルの従業員たちとすっかり仲良くなり、そのうちの一人と本屋に遊びに行った。(ホテルの客が、従業員と仲良くなって、遊びに出かけるということ自体が東京じゃありえないが)

大学のそばにある、その大きな本屋の二階では、オモチャや服を売っている。その一角で、白い焼き物でできた人形に絵の具で色を塗っている一群の人たちがいる。

子供が多いのだが、若いカップルもいる。白い焼き物をまず買って、それに思い思いに色を塗るという遊びらしい。同じ風景をハノイでも見たことがある。ベトナムではありふれた遊びのようである。焼き物は手のひらに乗るくらいのサイズで、1万ドン(60円)程度。私はピカチュウもどきを選んだ。やってみるとなかなか楽しい。完成品はこちら。(実際は、ホテル従業員氏がほとんどやってくれた)安いわりにけっこう楽しめる遊びである。東京にもあればいいのに、と思った。

こういう細かい工芸を楽しむところが、ベトナム人らしい。ベトナム人は、手先が器用だというが、それがこういう遊びを好むところにも現れている。