それでいいのか東大

今日は、とある野暮用で母校・東大経済学部へ成績証明書を取りに来た。教務課は、数年前に移転してから、少しも変わっていないように見える。昔懐かしい申し込み用紙もそのままだ。

その後、経済学部のロビーで休んでいると、とあることに気がついた。
「ノートパソコンを使っている学生がいない」!

ベトナムの大学では、どこでもノートパソコンをいじる学生たちをキャンパスのそこかしこで見かけた。ベトナムではノートパソコンを持っている学生の割合は、日本よりずっと低いにも関わらず、である。

自分のノートパソコンを広げて確認すると、このロビーでは無線LANの電波がまったく飛んでいない。すべて暗号化されて野良電波が拾えないとかいうレベルじゃなく、そもそも無線LANの設備がないようなのだ。

ベトナムでは、どの大学でもキャンパスで無線LANによるインターネットアクセスが整備されており、無料で学生たちに開放している。というか、セキュリティ設定もないので、誰でも使えるのだ。私もずいぶんお世話になった。

またしても「インターネット嫌い」な日本社会の一側面を見たような気がした。とても「残念」だ。これで本当にいいの?東大。いちおう日本じゃ一番いい大学っていうことになっていなかったっけ?ベトナムにも負けてるんですが。ボディーブローのように効いて、そのうち教育レベルが低下しそうな予感・・・。(っていうかもう低下してるんだっけ?)