タイ・チェンマイ到着

タイの北西部の街、チェンマイに私の古い友人が滞在しているので、訪ねることにした。チェンマイは私が大学時代に初めての海外旅行で訪れてから、約20年ぶりの訪問になる。街並みは、20年前訪れたときのイメージとあまり変わっていなかった。ベトナムに比べると、道路の状態はよく、車が多くてバイクは少ない。全体として、のんびりした印象の鄙びた街である。

友人は、日本人女性だが、英語でのコミュニケーションが得意で、欧米人の友人が多い。彼女のフランス人・イギリス人・アメリカ人の友人たちと、ゲストハウスの近所のベジタリアン・レストランで食事をしながら会話を楽しんだ。彼らは50歳から60歳くらいの男女だったが、それぞれ実にユニークな人生を送ってきている。日本人でも面白い人生を歩んでいる人はいるだろうが、こういうところで出会う欧米人の人生の幅はずっと広いのである。ここらへん、日本人はまだまだ欧米人にはかなわないと思う部分だ。

こちらの欧米人に話を聞くと、チェンマイには留学帰りの英語が流暢な医師が多くいて、医療水準は比較的高いそうだ。医療費は、決して安くはないが、イメージとしては、日本の健康保険適用後の自己負担分くらい。ロングスティ先としてチェンマイに注目が集まるのも理解できる。