香港へ

ある用事で香港に行くことになった。

タクシーでホーチミン市のタンソンニャット空港へ。キャセイパシフィック航空の午前便で香港へ向かう。このキャセイの飛行機はA330 の新型機らしく、なかなか面白かった。

飛行機の前部のドアから入ってすぐの席がいまだかつて見たことのない不思議な席だった。

各席は仕切りで区切られていて、客室の内側に向かって乗客は座るようになっている。他の乗客が見えないので、個室のような気分が味わえるということらしい。テレビも備えつけられていて、いろんな番組が楽しめるようになっている。なんだかマンガ喫茶のブースを逆向きに座っているような変な感じだった。

私が座ったエコノミーの座席はビニールぽい感じでなんだか安っぽかったが、テーブルはしっかりしたつくりで使いやすかった。驚いたのは、テーブルのすぐ上に電源コンセントがあったことだ!これには激しく感動した。ただ今日は故障ということで使用できなかった。

飛行機を降りる段になって、突然、各座席のスクリーンが起動し始めた。驚いたことに、Linux ベースの機器らしく、起動画面に例のペンギン君が出演していた。

隣に座ったのは、面長色白の美人台北小姐。観光でベトナムを訪れたという。彼女は英語がそれほどできないらしく話はあまり盛り上がらなかった。残念。化粧の濃い韓国人女性より、「すっぴんメイク」の台湾人の女の子のほうが断然かわいいと思うのは私だけだろうか(笑)

香港空港は巨大である。その迷路のような道を行きながら、乗り換え(トランジット)のエリアで次のような驚愕の光景を目にした。

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な、なんと!!公式電源コーナーである。海外は日本ほど電源の使用をうるさく禁止しないところがほとんどで、空港でも結構使えたりするが、所詮はなし崩し的使用である。ところがこれは空港当局が公式に使えるようにくれているのだ。電源をふだん、血眼で探し回っているモバイルユーザーにとっては、思わず失神するくらいの感動的出来事である。(まあ成田空港にも微妙な PC 作業デスクがあって、電源は供給されてはいるけど・・・なんか微妙に嬉しくないんだよね・・・)

香港空港では当たり前のように、無料 Wi-Fi が完備されていた。これは DNS の自動設定が必要なので、DNS サーバを決めうちで固定している人たちは注意してほしい(私はこれに気づくのにしばらく時間を要した)

香港の鬼のように簡単な入国手続が終わると、早速、出発ロビーで、Three の SIM をゲット。HK$ 98 で、パケット通信の日額上限は HK$28 とのこと。まあ悪くないんじゃないかな。早速 iPhone に突っ込んだ。

私は香港が好きだ。香港に来るたびになぜかウキウキする。ここが自由経済都市だからかもしれない。自由っていいね(しみじみ)。