香港・中国雑感
香港から帰ってきた。駆け足で、マカオ・深センも訪れた。香港ではホテルでネットができなかったので、ブログや Twitter の更新が滞った。
面白かったこと
- マカオのシンボル、セナド広場のど真ん中を「中華人民共和国建国61年周年」を記念する、中国コテコテの安っぽい張りぼての門のオブジェが占拠して、美しいポルトガル風の広場の景観が台無しになっていたこと。マカオ政府の北京への尋常でない気の遣いぶりが伺えて、せつなかった。マカオ人であれが美しいと感じている人はまさかおるまい。
- 深センの地下鉄大劇院駅の巨大ショッピングモールのモダンぶりにびびった。とくに "OLE'" というスーパーマーケットは、美しすぎた。働いていたのは全員若者で、引き締まった実にいい顔をしていた。このスーパーではモノを売るのではなく、ショッピング体験を売るのだ、という強い意志を感じた。それはむしろ商店よりディズニーランドのようなテーマパークに似ていた。同じショッピングモールのスターバックスは、コーヒーの価格は日本とほぼ同じなのに、中国人の若者たちで満員だった。店員たちの働きぶりも真剣そのもので、日本のスタバと何の変わりもなかった。中国じゅうにこんなすばらしいショッピングモールがあふれる日を想像して深い感慨を覚えた。