Rails ユーザのための jQuery 情報ソース

趣旨

Rails でアプリケーションを作成すると、もれなくついてくる prototype.js とその仲間たち。prototype.jsRuby 風の API を備え、その意味では素敵なのだが、老舗な分、設計が古臭く、拡張性に乏しい。私の見るところ、拡張性の高さでは jQuery がよさそうだ。jQuery のメリットは、

  1. DOM 操作が簡単。CSS セレクタで複数の DOM 要素を選択し、それらすべてに同じ操作をする、なんていうことが簡単にできる。
  2. プラグインを作って、機能の拡張が簡単にできる。
  3. グローバル名前空間をほとんど汚さないので、他のライブラリとの共存が楽。

等々いろいろある。プログラマとしては、理屈ぬきで、ソースコードを見たときの「気持ちよさ」がぜんぜん違う、という主観的な理由もある。これは、Railsソースコードをはじめて読んだときの感動に少し似ている。

気になる Rails との相性だが、jRails というプラグインがあり、これをつかえば RJS テンプレートがらみの処理を prototype.js ではなく jQuery で実現できる。そこそこ安定しているようだ。

能書きはともかく、情報ソースを紹介する。

情報ソース

jQuery 開発者向けメモ

日本語では一番まとまった情報ソース。基本サンプルやチュートリアルがわかりやすい。

jQueryの魔法

All About の解説記事。内部構造について突っ込んだ解説があり、jQuery について理解を深めるのに有用。

jQuery

泣く子も黙る jQuery ご本家。どうでもいいけど、このサイトのデザインは綺麗だしわかりやすくて好きだ。

jRails

RailsJavascript 関係ヘルパを jQuery で実装する Rails プラグイン。このサイトも簡潔にまとまっていてよい。jRails は使い始めたばかりだが、問題なく動くようである。

Another In-Place Editor, jQuery Plugin

jQuery で書かれた簡潔なインプレース編集用プラグインソースコードが短いので、読んでみて改造するのもまた一興。

REST in Place

jQuery で書かれた RESTful なインプレース編集用プラグインRails 2.0 のコントローラとの相性はパッチリ。私個人は、あんまり RESTfulness にこだわっていないんだけど。