Rails ユーザのための jQuery 情報ソース
趣旨
Rails でアプリケーションを作成すると、もれなくついてくる prototype.js とその仲間たち。prototype.js は Ruby 風の API を備え、その意味では素敵なのだが、老舗な分、設計が古臭く、拡張性に乏しい。私の見るところ、拡張性の高さでは jQuery がよさそうだ。jQuery のメリットは、
- DOM 操作が簡単。CSS セレクタで複数の DOM 要素を選択し、それらすべてに同じ操作をする、なんていうことが簡単にできる。
- プラグインを作って、機能の拡張が簡単にできる。
- グローバル名前空間をほとんど汚さないので、他のライブラリとの共存が楽。
等々いろいろある。プログラマとしては、理屈ぬきで、ソースコードを見たときの「気持ちよさ」がぜんぜん違う、という主観的な理由もある。これは、Rails のソースコードをはじめて読んだときの感動に少し似ている。
気になる Rails との相性だが、jRails というプラグインがあり、これをつかえば RJS テンプレートがらみの処理を prototype.js ではなく jQuery で実現できる。そこそこ安定しているようだ。
能書きはともかく、情報ソースを紹介する。
情報ソース
jQuery 開発者向けメモ
日本語では一番まとまった情報ソース。基本サンプルやチュートリアルがわかりやすい。
jRails
Rails の Javascript 関係ヘルパを jQuery で実装する Rails プラグイン。このサイトも簡潔にまとまっていてよい。jRails は使い始めたばかりだが、問題なく動くようである。
REST in Place
jQuery で書かれた RESTful なインプレース編集用プラグイン。Rails 2.0 のコントローラとの相性はパッチリ。私個人は、あんまり RESTfulness にこだわっていないんだけど。