jigdo-liteで Debian インストール CD イメージを作る

本当に久しぶりに Debian GNU/Linux のインストールを決意。
そのためのインストールを CD を作ろうと思った。


Debian の公式サイト
http://www.jp.debian.org/CD/
によれば、"jigdo-lite" というツールが推奨されている。


"jigdo Windows 版で Debian の CD を作成"
http://sonic64.com/2004-04-22.html
に日本のエンジニアが jigdo-lite を使って iso イメージを
作った記録がある。しかし、少し情報が古いので、
ダウンロードに必要なサイトを見つけるのに苦労した。


Windows 版の jigdo-lite を使うことにした。


まずは jigdo-lite を jigdo のサイトからダウンロード。
http://atterer.net/jigdo/
バージョンは、0.7.2。


jigdo のパッケージを解凍して適当な場所に置く。
私は、C:\ 直下に置いた。コマンドプロンプトから、
jigdo-lite.bat をとりあえず実行して、ENTER を何度か入力。
すると、jigdo-lite-settings.txt が自動生成されて、
とりあえず何もしないで終了する。


jigdo-lite-settings.txt をテキストエディタで開いて、


jigdo='http://ftp.jp.debian.org/debian-cd/current/i386/jigdo-cd/debian-31r2-i386-binary-1.jigdo'
debianMirror='http://ring.ocn.ad.jp/archives/linux/debian/debian/'
nonusMirror='http://ring.ocn.ad.jp/archives/linux/debian/debian-non-US/'


とした。ここでのポイントは、jigdo の .jigdo / .template ファイルは、
CD イメージを配布している http;//ftp.xx.debian.org/debian-cd/ 以下にある
ということ。どうも、上の記録サイトの作者が作成したころとは、サイト・ディレクト
構成がずいぶん変わっているいるらしい。


一方で、debianMirror/nonusMirror の方は、.deb パッケージが大量に
突っ込まれている pool というディレクトリを含む URL を指定しなければ
ならない。実際、上の http://ring.ocn.ad.jp/archives/linux/debian/debian/
行けば、"pool" というディレクトリがあり、そのいくつか下の階層のディレクトリに
.deb ファイルがたくさんあることがわかるはずだ。


それさえわかれば、後は簡単。jigdo-lite.bat を実行して、聞かれる質問にひたすら
ENTER を入力してスキップしていけば、自動的にインストールに必要な
Debian パッケージのダウンロードが開始される。


jigdo-lite はなかなかよい感じである。