恐るべし BitTorrent
P2P のファイル共有ソフトウェアは、昔スパイウェアとかが紛れ込んでいたこともあり、敬遠していたのだが、「のだめカンタービレ」第10話がどうしても YouTube とかで見つからなかったので、ついに禁断の BitTorrent に手を出した。
クライアントソフトは動きの軽いμTorrentを使ってみた。やってみると実に簡単。お目当てのファイルの torrent ファイルを見つけるのがちょっと面倒だが、いちど見つかると実に簡単にファイルをダウンロードできる。世界中に散らばる匿名の複数の PC からファイルの断片をかき集める様を見るのが圧巻。原理的に人気のあるファイルほど、多くの人たちから同時にファイル断片を取得できるので、早くダウンロードできる。私が光ファイバーの回線を使っているとはいえ、700MBものファイルがわずか10分くらいでダウンロードできてしまうのは驚きだ。すばらしいファイル共有システムである。
一箇所の「ダウンロードサイト」や「ストリーミングサイト」からファイルをダウンロードする今のやり方がまるで原始人の石槍のように見えてくる。これは、インターネットの特性をフルに生かした実にインターネット的な技術である。なんとかうまい商業的用途は見つからんのだろうか・・・。