プサン雑感

現在午前10時。プサン駅にいて、ソウル行き新幹線 KTX の改札を待っているところだ。KTX に乗るとソウルまでわずか2時間半で到着する。こんなによい列車なのに、料金はわずか51,200ウォン(約5,000円)ナムポドンからプサン駅まで3キロくらいの道のりをタクシーで来たが、わずか3,500ウォン(約350円)だった。タクシーと長距離交通が日本に比べると半額以下というのが韓国の交通機関の特徴である。

昨日は午後、プサンにて韓国人の友人チャさんに会う。彼女は、プサン日本語教師をしている。日本語の発音がよくて、日本語を話すと日本人みたいである。4年前、私がソウルに住んでいるとき、短期の日本語教師体験プログラムというのがプサンの語学学校であり、そこで知り合いになった。韓国定食と韓国の伝統茶をご馳走になったうえ、韓国映画の DVD までいただいた。韓国人は、客人へのもてなしが非常に厚く、日本人の淡白さがやや恥ずかしく思うときがある。ありがとうございました。

プサンには、ナムポドンとソミョンという2つの大きな繁華街がある。ナンポドンは国際フェリーターミナルにも近く、老舗の繁華街なのだが、今回4年ぶりに来てかなりさびしくなっているのに驚いた。最近は、新興繁華街のソミョンのほうが栄えているらしい。

プサンは、山と海の町である。山の斜面にところ狭しと家が立ち並ぶ姿は尾道を思い出させる。韓国第二の大都市でありながら、どこか田舎風ののんきさある街。私はプサンが好きだ。