クアンチュン・ソフトウェアシティ

クアンチュン(Quang Trung)ソフトウェアシティはホーチミン市で最大のソフトウェア企業の集積地である。(公式サイト) ここに入っている企業と連絡は取れなかったのだが、とりあえず外観を見てきた。

クアンチュンは、空港の北、数キロの国道一号線沿いにある。英語ではなぜかソフトウェアシティだが、元のベトナム語ではソフトウェアパークである。その名前の通り、大きな公園のようで、緑の中にソフトウェア企業のビルが散在している。

そうした緑の中のベンチに座って、野良 Wi-Fi を拾ってインターネットをやってみると、これが本当に早くて感動する。(野良 Wi-Fi というよりこのソフトウェアパークがサービスで提供している公衆無線LANかもしれないが)ベトナムでもこんなに早いインターネット回線があるとは。さすが国家プロジェクト(?)として開発されているソフトウェアパークである。

ただ、その一方で、古い企業が退去した後、まだ新しい企業が入っていない建物も見かけた。ホーチミン市中心部から約15キロ。近いようだが、渋滞の激しいホーチミン市では、中心部から車で1時間近くかかることもある。若い大学卒のベトナム人たちは、娯楽の多い都市の中心部に住むことを好む。こういうソフトウェアパークは、ベトナム人の好みには合わないような気もした。

ちなみに今日はクアンチュンの近くまで自転車で出かけた。(最後は道に迷ったため、バイクタクシーを利用したが)えらく疲れたが楽しかった。ベトナムの道は笑ってしまうほどカオスでまったく飽きない。でもこれでも10年前よりはかなりまともになったんだろうな・・・。