松本純代議士に脱原発の要望書を渡してきました

河野太郎代議士に「挑発」された。

声を上げますか、それとも泣き寝入りですか - 河野太郎ブログごまめの歯ぎしり

呼びかけに応えるべく、今日、横浜の松本純代議士(自民)の事務所を直接たずね、秘書さんに脱原発自然エネルギー移行に関する要望書を手渡してきた。代議士は不在で、初老の細身の男性秘書の方に丁重にもてなしていただいた。

代議士の事務所を訪ねるのはめちゃくちゃ心理的ハードルが高かったのだが、やってみたら別にどうということはなかった。松本純代議士の事務所は桜木町駅から徒歩5分ほどの商店街の中にある。政治家の事務所というより、街の学習塾、という雰囲気の比較的簡素な事務所だった。

松本代議士が私の要望書を読むかどうか分からないし、賛同するかもわからない。ただ「代議士に直接働きかけなければ日本の政治は変わらない」というの河野さんの言葉は胸に響いた。代議士も人間だ。直接訴えを聞かなければどういう声があるか知り得ないではないか。

3.11大震災が起こったにもかかわらず、変わらない『日本』 東浩紀シリーズ

ボトルネックが政治にある以上、日本を変革するためには、政治家に働きかけることによって、国の政策を変えて行くしかないのでは?政治家に「変えてほしい」と願うだけでは受け身すぎるのかもしれない。

今回の大震災と原発事故の通奏低音は、国際競争力を失い補助金なしでは生きて行けなくなった日本の地方問題である。一票の格差問題とあいまって日本政治を停滞させている最大要因だろう。私はこの醜く悲しい問題からずっと目を背け続けてきた。

日本にはさまざまな圧力団体がある。農協・労働組合・財界団体・日本医師会等々。政治家は票や資金の面でこれらの組織に依存しているために、そちらに顔を向けて仕事をしがちである。不公平かもしれないが、これらの圧力団体の構成員も同じ日本人たちである以上、彼らへ誘導される利益は部分的に日本人を幸せにしているともいえる。

問題は、政治的代弁者を全く持たないその他多数の人々がいることだ。私もそういう一人だった。インターネットにどっぷりつかっている人たちにも同様の無力感を覚えている人たちが大勢いるはずである。

何らかの形で、私たち「ネット民」の声を政治家たちに直接届けることをはじめなければならないときなのかもしれない。私は脱原発デモに参加した。代議士事務所も訪問した。だが、これだけではまだ十分ではない。たぶん何かの始まりにすぎないのだろう。