Skype 相談サービス開始10日後の現状
3週間前の2月15日、「パブリック・マン宣言」で私は Skype 相談サービスを準備している旨を明らかにした。公式に開始したのは、2月28日「Skype 相談サービスはじめます」で、それから10日経過した。
反響は驚くべきもので、「パブリック・マン宣言」の段階で、何人かの方から相談の打診を受けた。3月8日までに、すでに16人もの方々がさまざまな相談を私にしてくださった。皆さん優秀な方々で、実に率直に疑問や不安などを打ち明けてくださった。ただただ感謝する他ない。私としても学ぶことが非常に多く、大変有意義な時間を過ごすことができた。
相談の具体的内容は、相談者のプライバシーに関わることで、もちろん公開することはできない。ただどのような方々が私に相談してくださっているのかというような、特定個人に関わらない統計的な情報を今日は公開したい（もし相談者の方で、以下の情報開示に何らかの不都合があると感じられる方は、私までご連絡ください。情報開示の方法を見直します）。
以下の円グラフは、「HeartRails Graph」を利用して作成した。きれいな円グラフが簡単に作成できる素晴らしいウェブサービスだ。深く感謝しつつ使わせていただくことにする。
年齢
| 20代 | 8 |
| 30代 | 4 |
| 40代 | 2 |
| 50代 | 1 |
| 60代 | 1 |
予想通り、20代（8人）が一番多い。30代(4人）、40代(2人）と年代が上がるにつれて急速に減少していく。経験や知識が相対的に少ない若い人たちのほうが誰かに相談したいという気持ちが強いのは、自然なことだろう。もう一つの要因は、若い人たちのほうが Skype 等の情報技術に対して抵抗が少ないということもあるだろう。私は、どんな年齢の人と話すのもそれぞれ違った楽しさがあるので、大歓迎である。
性別
| 男性 | 15 |
| 女性 | 1 |
男性が圧倒的に多い。世の中の男女比はほぼ1:1なのであるから、もう少し女性の相談者が多くても良さそうなものだが（苦笑）。やはり女性が男性にコンタクトを取るのは抵抗があるのだろうか？いつも真面目くさった文章を書いている私だが、実際に話すとくだけている方だと思う。女友達もそれなりにいるし、以前2年間ほど結婚していたこともあるので、女性に不慣れなわけではない。女性の方も安心してご連絡いただきたい。
相談内容
| 進路 | 12 |
| 英語 | 2 |
| 未来社会 | 2 |
| ビジネス | 1 |
| 私への質問 | 1 |
やはり、自分の教育や職業の進路をどうすべきかという相談が多い。私自身が、日本社会の典型的な進路を歩んでこなかったので、社会通念から一歩離れたところでの意見を聞きたい方が多いのかもしれない。英語学習法についてもよく質問を受ける（実際は上の「進路」に分類した方々からもあわせて英語学習に関する質問を受けることも多い）。日本社会の将来についての質問を受けることもある。他は、IT システムの導入方法や私の人生そのものに関する質問等などを受けた。
雑感
Skype 相談などと銘打っているが、別に私が相談者の方々より「上」の「教師」「指導者」などというつもりは全くない。私自身、「パブリック・マン宣言」で述べたとおり、経済的に成功しているわけではない。いまだ人生を模索している人間である。
だが、それがかえってよいのだと考えている。その分、私は相談者の方々の未来に対する悩み・心配・不安に対して親身になって考えることができるからだ。もし私が自分を成功者だと見なしているのなら、きっと「上から目線」で相談者の方々と対応してしまう。それでは、相談者の人たちの気持ちは安らがないにちがいない。
私は、「もう情報を売ることはできない」と考えている。相談者の方々は、相談によって私から得た情報・知識を自由に使っていただいてかまわない。ブログや Twitter 等で書くのもなんら差し支えない。むしろ、お許しが得られるなら、そうやって相談者の方がネットで公開した相談の感想を、私も Twitter 等で紹介させていただきたい。公開されたら私にご一報ください。
実際のところ、私が持っている情報や知識などはたいしたものではない。私は相談者のお話を私の全身で受け止めて、自分の経験と照らし合わせ、ほんの少しだけ相談者の方の視野を広げるお手伝いができれば、と考えている。サーチエンジンで何でも検索可能な現代に、生身の人間ができるのは、それしかないのではないだろうか。視野が広がれば、まったく新しい角度から物事を眺めることができ、いままで思いもつかなかったキーワードで検索をかけてみる気持ちになるからだ。
私への Skype 相談にご興味を持たれた方は、このページをご覧ください。
Skype 相談サービスはじめます
