ベトナムで働きたい

いろんなことを考えたが、結論としては次のとおりだ。

ベトナムで働きたい」

ただここで問題がひとつある。

「いったいどういう形で働けばいいのか?」

ということである。

ここで年譜的に私の人生を振り返ってみる。

  • 2006年 (株)ソフトカルチャー設立 Ruby on Rails を使ったウェブサイト開発に従事
  • 2008年 ベトナムに渡る。当初の目的は、オフショア開発を行うソフトウェア企業を設立することだった。
  • 2010年 ベトナムにて米国公認会計士資格を取得。
  • 2011年 日本に戻る。Twitter 社受験。
  • 2012年 「パブリックマン宣言」。Skype 相談。エルムラボ開始。
  • 2013年 エルムラボ有料サービス終了。→いまここ。

私はソフトウェア技術者だった。だが、ソフトウェア開発における複雑なコミュニケーション・人間関係に疲れてしまい、ソフトウェア開発の仕事を脱出することを試みたのが、2010年だった。そこで私は米国公認会計士の資格を得て、ベトナムで会計士として働くことを目指した。だが、ベトナムで仕事が見つからなかった。

失意のまま日本に帰ってきた。だが、日本でもソフトウェア開発の仕事から離れたくて、いろんな仕事を試みた。Skype 相談は楽しかったが、生活に充分なお金が稼げなかった。

いろんな意味で、正社員として会社勤めするのはもう無理であることが、最近いくつかの出来事を通じてはっきりした。私には、日本的な空気読みのスキルがない。顧客とあうんの呼吸で言われなくても先回りして何かしてあげるというのは難しい。できれば、明確な契約を結んで、あらかじめ指定された範囲の仕事をきちんとこなす、という形が望ましい。

ベトナムで働くとした場合も、どこかの会社の正社員という形で働くのは、非常に難しいように思う。だから、何らかの仕事を受注して、それをこなすという請負の仕事になるだろう。できればソフトウェア開発の仕事はあまりやりたくない。トラウマ化してしまっているのだ・・・。

正社員では働けない、ソフトウェア開発の仕事はしたくない、でもベトナムで働きたいというのは虫がよすぎる話だろう。…書いていて、無理な気がしてきた。

ベトナムで、給料は安くても良いので、それほど難しくない仕事で、半年間くらいアルバイト的に働けたら理想なのだが・・・。

今年は、私は法律系の資格試験の勉強に費やした。社労士と行政書士の試験を受けた。社労士は惜しくも落ちた。行政書士は、合格発表は2014年1月末だが、自己採点の結果を見るかぎり、合格したはずだ。

どうして私が行政書士を受けたかというと、ITに頼らずに収入を得る道を模索したかったからだ。ただ、当然ながら行政書士の資格はベトナムでは直接役に立たない。

どうして、私がベトナムにこだわるかというと、私はベトナムでビジネスをすることを試みたにも関わらず、結局、ベトナムできちんと仕事ができなかったのだ。だから、いちどベトナムできちんと仕事をしてみたいという気持ちがいまだに残っている。ベトナムは、生活する場所としては私はとても好きであるし・・・。

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自分で書いていて、本当にひどいものだな、と思う。
これじゃ、人々から批判されても仕方ないよね。

要するに「仕事をしたくない。いままで楽しかった仕事がないから」ということなのだ。我ながらグズすぎる。

偉そうに社会批判をして、Skype相談で人々に「助言」を与えていた自分をとても恥ずかしく思う。
私にはそんな資格はないのだ。

たしかに、可能性として、日本的な「あうんの呼吸」で仕事する職場以外なら、もう少しうまくやれたかもしれない。私は実際、今年の前半、海外留学を目指して準備をしていた。海外で就職するためだ。だが、年齢的にも経済的にもそれはいまさら海外留学するのは難しかった。

私は、この半年間、PC設定などのIT系のアルバイトをしつつ食いつないできた。おそらくいちばん現実的なのは、東京でそれほど難しくないIT系の派遣の仕事について、しばらく安定的な収入を得るという道であろう。

ただ、ベトナムでいつか仕事をしてみたい、という気持ちは残っているのだ。
もし、こんな私に仕事を出したいという方がいらっしゃったら、ご連絡ください(メールアドレス→eijisakai@gmail.com)。

地道なIT系の作業を私がベトナムで請け負うのも一つの可能性だ。遠隔でのコミュニケーションにはなるが、私がベトナムに常駐するなら相当安くサービスを提供することはできるだろう。

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私は、「パブリックマン宣言」でなぜかネットでの「人気」が沸騰して、どうもある種のイメージを持たれて見られるようになってしまった。いつの間にかそれに私自身がとらわれるようになってしまった。私は、そのイメージを壊したい。現実の私は、本当にダメな人間である。いくら日本社会や日本企業を批判したところで、そこからカネをもらうしか道がないのなら、そのやり方に適応できないのはいずれにしろ致命的である。

だから、私はあえてこんな情けない自分自身を晒して、自らをどん底に叩き落とし、そこからなんとか這い上がる道を選びたい。

普通は、こんなにブレブレに迷っている姿を他人には見せないだろう。見せれば相手を不安がらせるだけだ。だから、この半年間私はブログに何も書けなかった。

だがブログを書かなければ問題は解決するのかといえば、ますます私の混乱した思考が地に潜っていった。だから、格好をつけるのをやめた。いまのどうしようもない状態のまま、とりあえず外に吐き出してみることにした。

そうやって外に向けて思考を発信しているうちに、少しずつ思考が整理されていくであろうと信じて…。

今日の文章にはまったくまとまりがないが、しばらくは、こんな感じで自分の思考過程を外に開示していくことを続けていきたい。

(追記)

その後、私はベトナムにすぐにでも行こうかと考えた…。だが、私にはまだ準備が足りない。ベトナムで成功する確率をもっと上げたい。自分の中でベトナムがとても大切な場所になっているので、失敗は絶対にしたくないのだ。ベトナムいづれ働きたいとは思うが、もうしばらく準備をしたいと思う。