ビジネスとITが完全に融合する日
以下の二つのエントリは非常に奇妙な符合を見せていて、思わず背筋がゾクゾクした。
情報サービス産業に明日がなくても構わない
ディフェンシブな開発 〜 SIビジネスの致命的欠陥
両者に共通するのは、「IT システムを作る人と使う人が別々だとうまくいかないかもよ」という主張である。いままで、IT はビジネスの外側にあって、調達するものであった。しかし、これからは、 ビジネスと IT とはますます融け合って一つになっていく。
ビジネス = IT の時代に、IT を外部調達するということは、ビジネスを外部調達するということになり、ビジネスの定義に矛盾することになる。
Ruby on Rails を作った David Heinemeier Hansson はコンピュータサイエンスとビジネスの両方を大学で学んだという。彼はこれからの IT 技術者=ビジネスマンの方向性を暗示しているのかもしれない。
ソフトカルチャーとしても、新しいビジネスを作り出し、そのエンジンとして IT を活用するという方向の IT 企業を目指したい。