学校に通う必要のない人々

MBA 合格

昨日、「第3回 世界級ライフスタイルをつくる会@シンガポール」に参加した。主催者の葉子さんはフランス&シンガポールの有名校 INSEADMBA で取得した、とても偉い方である。そこで、MBA をやってよかったことは何だったか聞いてみた。「授業の内容はすぐ忘れますけど、真剣勝負の授業の中で培われた同級生との友情は後まで続きます。その人脈が後でビジネスに生かされて行きますね」とのこと。

実は Morehead State University というところから MBA の合格通知が届いている。これはアメリカ・ケンタッキー州にある州立大学(旧師範学校系)で、完全オンラインでAACSB 認定 MBA コースを提供していることで(それなりに)知られる学校である。とはいえ、特に有名な大学というわけでもない。私は、純粋に MBA プログラムの内容を学ぼうかと思って応募した。条件はとてもゆるくて、GPA 2.5 & GMAT 500 & TOEFL iBT 61 & エッセイ・面接なし、 とかなので、特に問題なくクリアした。

何でこの学校にしたかというと、身もふたもないが、授業料が安いからだ。全てのコースを取るのに U$25,000 もかからない。これは MBA としては激安の部類に入る。そのかわり、この学校の評判は知らないので、本当にいい学校かどうかはよくわからない。(ウェブサイトはなかなかいけてるけどね・・・)

学校行くのが面倒くさい

でも、葉子さんが言うとおり、MBAの最大の効用が、人脈作りにあるというのなら、わざわざ(バーチャルな形だけど)学校まで行って、勉強するのもどこかかったるい。この世には、何かを学ぶのに、学校というものがまったく必要ない人たちがいるような気がする。私が尊敬するソフトウェアエンジニアのうち、不思議な経歴を持つひとを2人ほど知っている。一人は、中学で不登校になり、高校も大学も行かなかったが、あまりに頭が切れるので、いきなり大学教授に誘われて大学院の博士課程に入るものの、やはり論文書きがかったるく中退というキャリアのお人。現在は、超絶優秀なエンジニアである。もうひとりは、小学校は5年、中学校は2年しか行かず、高校にはまったく行かず、大検合格後、大学の哲学科に入るものの、体調不良で中退。いまは、ブログを書かせれば人気沸騰、プログラムを書かせればエレガントな素晴らしいエンジニアである。二人とも、正規のトレーニングは受けないまま、実によいコードを書く人に成長した。彼らにとって、学校というのは、かったるい存在以上のものではなかったのだ。

私もどちらかというと、学校というものにありがたみを感じたことがあまりないタイプなのだ。読むべき本さえ教えてくれれば、勝手に読んで勉強するから、授業なんてなんで受ける必要があるの?という感じ。とくに、いまは Google 先生という「バーチャル指導教授」もいる。生半可な人間に話しかけるくらいなら、Google 先生に聞いたほうが早いことも多い。

私はいま、企業経営と IT を結びつけるような仕事に興味がある。一種のコンサルタントのような仕事をしてみたいと思っている。MBA は、大いに役立つだろうけど、わざわざ学校で学ばなければならないのか。必要なときに本を読めばいいんじゃないの・・・という気がしなくもない。

Pros & Cons

ただ、英語を使って何かをするという点で、アメリカの MBA コースを取るのは悪くないかもしれない。将来英語圏と仕事をするのにつながっていくかも。だけど時間とカネがかかるのはなあ・・・。いろいろ悩み中です。そのうち結論を出します。なにかアドバイスがあるよ〜という方がいらっしゃったら、お気軽にコメント or はてなブックマークまで御寄せください。

P.S.

葉子さん、楽しいオフ会ありがとうございました!機会があれば、また出席します!