会計学の難しさ

いま USCPA(米国公認会計士)試験に向けて勉強をしている。科目は4つ。財務諸表論(FAR)、監査論(AUD)、税法・ビジネス法(REG)、そしてビジネス論(BEC)である。この中でおそらく一番分量が多いのが本丸、財務諸表論である。

この勉強がなんともつらい。何か釈然としないのである。本質的に何かが難しいのではなく、枝葉末節にいつも足をすくわれている気がする。会計規準が、歴史的に進化したものであり、多くの例外的な処理を含むのはいい。だが、それ以上に、会計現象の表記法自体がどうも垢抜けない気がしてならない。歴史的な部分をいろいろ背負っているのは分かるのだが、せっかくすべての会計現象が数字で測定されているにもかかわらず、その特性をうまく生かしきれていない気がする。数学の表記法に学んで、もう少し、形式的な定義を行えば、表記も説明も冗長さが減るように思われる。

そもそも帳簿とかいうけどさ、いまどき会計はソフトウェアでやるでしょ?もう帳簿なんていう物理的実体はないわけで。「理論会計学」とか「形式会計学」とかそういう分野が、どこぞの頭のいい数学者によってすでに切り開かれていてもおかしくない気がするんだが。数学が得意とはとてもいいがたいのだが、ないなら自分で作るしかないか・・・。

(追記)

Livedoor blog だと、テクニカルな事柄が書きづらい。つい、慣れたはてなサブアカウントを作ってしまった・・・。とほほ。
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