学校のような企業を作る

気分転換のため、今日は、1年ほど前に私がベトナム語で書いたブログ記事を和訳してみた。新しい時代の企業経営について考えている。

Việc thành lập công ty giống như nhà trường - Tôi đi với Rails - Eiji Sakai - Yahoo! 360plus

学校のような企業を作る

経営者にとっては、従業員を職場に引き止める方法は、大きな問題の一つです。経営者の希望もむなしく、多くの優秀な従業員たちが会社を辞めていきました。彼らはどうして仕事を辞めようと思ったのでしょうか。私の意見では、次のような2つの主要な原因があります。

  1. 報酬が十分でない (物質面)
  2. 会社に大切にされていないと感じる (精神面)

原因 2 (精神面)は次のような要素を含んでいます。

  1. 人間関係が上手くいかない
  2. 仕事を通じて自分の能力を伸ばしていく機会がない

要素 1 はどんな会社の従業員にも当てはまります。要素 2 は、ソフトウェア技術者のような専門職の人々にとって、非常に重要です。情報技術(IT)は、近年ますます進歩の速い産業です。もしソフトウェア技術者が自分の技術を磨き続けなければ、あっという間に情報技術の進歩に遅れてしまうでしょう。

また、ハイテク企業が市場での競争力を維持するためには、最新の技術を学び続ける従業員たちが必須です。

そこで私は「学校のような企業」という概念を提案したいと思います。ここでは、会社は単に仕事する場所であるにとどまらず、何かを学び続ける場所でもあります。従業員は、ときにその会社を「卒業」して、他の会社に移ってもかまわないのです。従業員のあらゆる要求を満たすことができる会社は存在しないからです。しかし、従業員は、他の場所での数年の経験の後、より高い地位に就くため、その「学校のような企業」に戻ってくることもできます。これは、開かれた経営モデルです。

現代の経済において、知識の役割はますます重要になっています。私は「学校のような企業」モデルが遠くない将来において当たり前になっていくと信じています。