3月のSkype 相談サービス利用状況

2月28日に Skype 相談を公式に開始した。それから1ヶ月以上が経過した。今日は、3月のSkype相談サービスの利用状況をご報告したい(これから毎月定期的に報告するつもりである)。

3月1日から31日までの期間に、のべ38人もの方々がさまざまな相談を私にしてくださった。この場を借りて深く感謝したい。

相談の具体的内容は、相談者のプライバシーに関わることで、公開することはできない。ただどのような方々が私に相談してくださっているのかというような、特定個人に関わらない統計的な情報を今日は公開したい(もし相談者の方で、以下の情報開示に何らかの不都合があると感じられる方は、私までご連絡ください。情報開示の方法を見直します)。

以下の円グラフは、「HeartRails Graph」を利用して作成した。きれいな円グラフが簡単に作成できる素晴らしいウェブサービスだ。感謝しつつ使わせていただくことにする。

概況

期間:2012年3月1日〜3月31日

のべ相談者数 38人
新規相談者数 37人

まだリピーターは少ない状況。ほとんどの方が新規の相談者の方々であった。4月8日現在で、ぽつぽつ同一相談者の2度目の予約が入り始めているので、これからは徐々にリピーターが増えて行くのかもしれない。

年齢

20代 20人(53%)
30代 14人(37%)
40代 2人(5%)
50代 1人(3%)
60代 1人(3%)

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前回の報告時と比べると、20代・30代の比率が高まった。相対的に経験が少ない若い方ほど相談者が多いのは自然であろう。もちろん年齢を問わず相談を受け付けているので、40歳以上の方々も歓迎である。

性別

28人(74%)
10人(26%)

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前回の報告時と比べると飛躍的に女性の相談者が増えた。私は男性であるから、女性の構成比26%はかなり自然な数字と言えるだろう。幸い、女性にもご好評をいただいているようである。

相談内容に男女差はそれほど感じない。女性のほうにパートナー(恋人・配偶者)への配慮をわずかに多く感じる程度である。

相談内容

進路 25人(66%)
未来社 8人(21%)
英語 2人(5%)
私への質問 1人(3%)
外国生活 1人(3%)
ビジネス 1人(3%)

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相談内容は一概に分類しずらいのではあるが、広くとらえると「どんな学校に進学すべきか・どんな会社に勤めるべきか・いまの仕事を辞めるべきか・フリーランスになるにはどうしたらいいか」等々のこれからの生き方に関する質問が多い。

私が外国生活が長いということもあり、「外国に住みたいがどうすればいいか・外国語を学ぶコツは何か」という質問もよく受ける。

あとは、相談者ご自身の問題と絡めて、あるいはそれとは別に、社会がこれから向かって行く先についての質問も多い。私が、未来の社会の形について頻繁にブログで書いていることに対応したご質問であろう。

相談者の所在地

東京 18人(47%)
大阪 4人(11%)
その他国内 9人(24%)
外国 7人(18%)

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今回から相談者が相談時にいらっしゃる場所についても発表することにした。出張先等から相談をいただくこともあり、かならずしも相談者の居住地とは一致しない。

東京が圧倒的に多い(47%)。2位、大阪は11%にすぎない。その他、国内は24%であり、内訳は、山形・福島・山口・奈良・宮城・兵庫・静岡・神奈川・滋賀等全国に分布している。

外国も18%あり、国別では、韓国・フィリピン・ベトナム・インド・アメリカ・カナダ等である。

Skypeはどうも不思議なツールで、通話品質と距離はあまり関係がない。地球の裏側からでも、まるでとなりの部屋にいる人と話しているように高品質な映像が届くこともあれば、日本国内であってもあまり品質がよくないことも(Skype はかなり CPU 資源を消費するので、バックグラウンドで走っているプログラムを止めて Skype だけに集中すると通話品質が改善することが多い)。

感想

おかげさまで3月は40人近くの相談者の方とお話しすることができた。

皆さん率直に疑問や不安などを打ち明けてくださった。私としても学ぶことが非常に多く、大変有意義な時間を過ごすことができた。

相談者の方々の年齢も性別も居住地も職業も性格もみなバラバラなのだが、唯一共通点がある。社会が急速に変化する中、新しい経済的現実と古い社会通念の板挟みになりつつ、新たな生き方を模索されている方が多い。みなさん生き方に関するアイディアをお持ちで、素晴らしいと思うのだが、周囲の古い考えの人々に反対されて迷われていることも多い。一歩踏み出す前に、おそらく私に「最後の背中の一押し」を期待されているのかもしれない。

私は相談者に「自分の心に深くつながる活動をして、ユニークな存在になることを怖れないようにしましょう。そしてそういう自分をネット上でブログ等を使って表現しましょう。自分に対する熱烈なファンを100人見つけることができれば絶対にメシは食えますよ」とお伝えすることが多い。まさに評価経済における評判(評価)獲得活動に当たる。

昨今の報道を見るに、これからますます「会社に雇われる」働き方がいろんな意味で難しくなって行くように感じる。学校を卒業しても就職できなかったり、会社から解雇されたり。もちろん会社に勤める人がゼロにあってしまうわけではないが、ますます「雇われない働き方」をする人たちが増えて行くのは間違いない。

その際、重要なのは「いかに自分の顧客を見つけるか」だ。つまりマーケティングを自分でやる必要がある。その最良の方法はインターネットで自己表現することなのだ。自分の心に深くつながる活動を行えば、その活動はユニークになる。そしてインターネットを通じて顧客(ファン)を自然に惹き付けるのだ。

横文字でいえば「インバウンドマーケティング」ということになる。

インバウンド・マーケティング

インバウンド・マーケティング

本書は、無理な売り込みをしなくても、真剣にコンテンツをこつこつ作ってネットで公開すれば、サーチエンジンソーシャルメディアによって「発見」され、自然にアクセスが増えると主張する。私の経験から言ってもまったく同意だ。

相談者の方々と話していて私の知識不足・経験不足を感じることも多いが、自分に出来ることは相手の話を真摯に聞くことだと思い定めている。難しい問題が直接解決しなくても、誰かに話すことによって気持ちが楽になって自然に解決策が思い浮かぶこともあるだろう。わずかでも相談者の問題解決のお役に立てれば光栄である。

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現在のところ8件ほどの予約が入っている。いまのところ、4月15日(日)以降であれば余裕がある。

参考:
Skype 相談サービス開始10日後の現状
elm200 の Skype 相談サービス - Togetter