医薬品ネット販売についてパブリックコメントを送ったよ

厚生省が実施を予定している医薬品ネット販売規制。これをめぐって当然のことながらネット界からは非難轟々の声。

楽天の三木谷さんが政府との折衝で大暴れしているようだ。楽天の呼びかけに応じて、パブリックコメントを書いてみた。

意見提出期間は来週月曜日の5月18日までだそうだ。皆さんもぜひパブリックコメントを送ってみてください。どうせ、お役人はいちいち中身を見てはいないだろうけど、とりあえず数としてはカウントされるだろう。

私が送ったコメントは以下の通り。30%の皮肉と70%の本音を込めて書いてみた。

いままでネット購入したことのある医薬品だけがこれからも買えて、他のものが 欲しい場合に買えないのちょっと困りますね。


お役人も人間ですから、いろいろ既得権を守りたい気持ちはよくわかります。いままで伝統的なやり方で薬を売ってきた人たちとお役人さまが友達であったり、先輩が天下りされていたりとか、いろいろ事情があるのもわかります。


しかし、インターネットは新しい産業を生み、未来の子供たちのための仕事を作り出す可能性を秘めています。お役人のみなさまも子供をお持ちでしょう。既得権益を守りたいのもご家族を守りたいという一心からだと存じ上げます。ですが、日本経済をさらに発展させるという別の視点からお子様を守ることを考えていただけたら幸いだと思います。


お役人様が、そういう心情を吐露されれば、ネットを中心とした新興勢力にも妥協の余地はあると思います。結局のところ、われわれは同じ日本人ですし、子供たちに希望の持てる国を残すという目的は完全に一致しているはずですから。

厚生省がやってる「検討会」の議事録なんてまったく読む気がしない。既得権を持っている人たちが、テクニカルな議論に持ち込んで本質をごまかそうとしてるだけだし。要するに既得権益を守りたい、という一点に尽きるわけだから。まー、既得権益を守りたいという気持ちはわからんでもないよね。仕事がなくなるのは誰だっていやだし。「こっちの水はあーまいよー」と言って、新しい産業へこういう人たちをうまく誘導するのが本当は建設的なんだろう。彼らのプライドを傷つけない形で・・・。それでも時代の変わり目には、やはり取り残されてしまう人が出てくるのは仕方ないのかな・・・。