シンガポールの英語

シンガポールに到着した。シンガポールは、華人・マレー人・インド人から成る多民族国家で、民族融和のためもあってか、どの民族語でもない英語を公用語にしてしまった。以来、学校教育も英語で行われている。そのため一定以下の年齢の人たちにとっては英語が母国語に近い存在らしい。

ところが、この人たちの英語がとても聞き取りづらい。アメリカやイギリスの標準的な英語とは発音がまったく違う。いわゆる Singlish (シンガポール英語)である。しかも、訛り方は一様ではなく、中国系の人の話す英語は、まるで中国語のように聞こえるし、インド系の人は、いかにもインド系の訛りである。学校教育は画一的に行っているはずなのに、いったいどうしてこういうことが起こりうるのかとても興味深い。

シンガポール人に聞いてみたいところだが・・・知人がいないのが残念だ。