人材流動性ってこういうことだよ

Microsoftの大失敗はGoogleの大成功―Don Dodge、新たな適職に就く

Don Dodgeというお方、存じ上げないのだが、TechCrunch によれば、

Don Dodgeシリコンバレーのスタートアップとの協調のためにカギとなる人物

とのこと。もっとありていにいってしまえば、スタートアップが自分自身を Microsoft に売却するときの窓口になる人物だったんだろう。人望の厚いひとらしい。

11日前に Microsoftレイオフされて、「『友達に会いに』シリコンバレーを訪れた」んだそうだ。そしたらすぐに Google に採用されてしまった。

Googleがたった1回の面接で、しかもこれほど素早く採用を決めた例は聞いたことがない。Don Dodgeの場合、最初の面接から最初の出社までおそらく1週間以内だろう。

と TechCrunch も驚いている。

しかしねえ。日本じゃありえない話だろうな。日本で言ったら、トヨタで働いていた事業部長が、首になったとおもったら、1週間後には、ホンダで働いていた、みたいな感じか?想像しにくい。

でも、こうやって首になっても次が引く手あまたになれば、事実上、失業問題は解決する。日本の場合、雇用が凍り付いているために、解雇を極端に恐れるけど、みんなが解雇しまくっている世界では、同じだけ(ときにはやや少ないこともあるが)新しいポストが生まれている。だから、首になった人の表情も明るい。

人材が流動している社会は明るいんだよ。