お役所仕事


今日は、なんとも、とほほな事件に遭遇した。
横浜に引っ越したのに伴い、株式会社ソフトカルチャーの本店も移転した。本店を移動すると移動前の管轄税務署・都道府県税事務所・市町村および移動後の管轄税務署・都道府県事務所・市町村の計6箇所(!)に異動届を出さなければならない。


その異動届を提出した横浜南税務署から今日、電話がかかってきた。新米とおぼしい、おどおどした若い男の声だった。
「株式会社ソフトカルチャーさんですか?」
「はい、そうですが」
「実は、お送りしていただいた異動届けなんですが、県税事務所と横浜市の方にも転送するので、会社の全部事項証明書(商業謄本)のコピーをいただきたいのですが」
「一通お送りしましたよね。それをコピーして出していただくわけにはいきませんか?」
「いや、そういうわけにはいかないのです。他の会社さんにも同じようにお願いしていますので」
「よくわからないんですが、なにかコピーをしてこちらでハンコか何かを押して送るとか、そういう意味でコピーがほしいという意味ですか?」
「いや、そういうわけではありません。普通のコピーでかまいません」
まさかコピー機が税務署にないわけではあるまい。納得いかなかったので、新米税務署員に言って、その上司に代わってもらった。しかし、彼も「経費削減のためにお願いしているんですよ」と腰は低かったものの、まったくのれんに腕押しだった。


そうやって携帯に電話かけるより、普通にコピーするほうが安いような気がするのは私だけ?おそらく、税務署(国税庁)は万事その調子なんだろうな。とほほ。


古今東西、お役所というのは本来そういうものかもしれない。腹を立てるだけ、こちらの損というもの。そう割り切るしかないだろうな。