カネをもらいながら海外で勉強する方法

「うまい話なのに、怪しくない」という珍しくいい話のようだ。

大阪府緊急雇用創出基金事業 中小企業グローバル人材育成事業

「ビジネス経験や一定の素養をもつ若年者を対象に、大阪府とPASONA&JTB Inter-Asia Project共同企業体のサポートのもと、海外での語学研修や職場実習の機会を提供、実習後はグローバル展開 企業への就職をサポートします」という事業だ。

大阪府が資金を提供する雇用創出事業をパソナJTBといった民間企業が受託してやっているのだろう。応募条件は「40歳未満で失業状態の人」(会社を辞めて参加、というのはアリらしい)。時給1000〜1500円程度をもらいながら、英語や中国語を学んで、海外で OJT しながら国際的なビジネスに必要なスキルを学べるとのこと。至れりつくせりだ。

私がこの事業について知ったのは、私の知人がこの事業に参加するという連絡をくれたからだ。お金をもらいながら英語を学び働くこともできる破格の条件なら希望者が殺到しているだろうと思っていた。ところが意外なことに、諸事情で告知が遅くなった関係で、希望者がまだ集まっていないらしい。まだまだチャンスがあるようなので、希望者は応募してみたらどうだろうか?

大阪府が主催の事業だけれども、別に大阪府民に対象は限定されていない模様。説明会は大阪と東京で6月下旬まで行われている。

注意点としては、応募条件には一応「プログラム終了後、大阪府内企業に就職の意思がある方」とあること。まあ、大阪府のカネでやる以上、やむを得ない制約かもしれない。とはいえ、大阪府で就職先が見つからない人もいるだろうし、どれくらい強く大阪府内での就職を求められるかは、説明会で担当者から確認してみるとよいかもしれない。

会社を辞めて、フィリピン留学に出かけたり、世界一周旅行をして日本に帰ってきて、「さてこれから何をしようか?」なんて考えている人は、まずは説明会に出てみるといいかも。

私も何らかの形で日本の若者の海外挑戦を手助けする事業をやってみたいなあ…。