会計は男が必ず払う?それとも・・・

昨日、ベトナム人の友人と話していて「あれ?」と思うことがあった。彼いわく、ベトナムでは、恋人同士がレストランで食事をしたら、男がかならず払わなければならないそうだ。まあ、そこまではいい。しかし彼は続けて、普通の男女の友人同士が食事をしても、かならず男が払うべきだという。私は、それを聞いてちょっとうなってしまった。本当なの?

そこで、いろんな人にインタビューしてみた。

Aさん(ベトナム人女性(28)、ホーチミン市・証券会社勤務)

恋人同士の場合は、かならず男が払います。男女の友人の場合は、ケースバイケースですが、実際には、男が払っていることが多いですね。

Bさん(ベトナム人女性(25)、ホーチミン市・ホテル勤務)

恋人同士の場合は、やっぱり男が払いますね。男女の友人の場合は、いろいろです。たとえば、ただの旧友とかの場合には、同性の友人同士と同様に、交代で払います。でも、たとえば男性がある女性が好きで、積極的に誘ったりしている場合は、男性が払うでしょうね。ただ、ベトナムでは、どんな場合でも男が払うべきだという考えが強く、世間の目を気にする男性は、かならず自分が払うようにしているようです。私は、異性の友達とは割り勘ですけどね。若い人たちはちょっと考え方が変わってきているようです。

なるほど・・・。Bさんの説明なら理解できる。同じ年頃の男女が食事をしていたら、傍目には恋人同士かどうかわからんもんね。

番外編として、韓国人にも聞いてみた。

Cさん(韓国人男性(33), ソウル・商社勤務)

韓国でも恋人同士の場合は、男がかならず払いますね。男女の友人の場合は・・・。普通に交代で払うんじゃないですかね。あまり難しく考えたことはないですけど。

とのこと。

最後に、日本人にも聞いてみた。

Dさん(日本人女性(39), 東京・IT派遣)

日本だと、恋人同士で男のほうがかならず払うカップルは全体の7割くらいじゃないかな。男の年齢にもよるでしょう。男が若ければカネがないから、その分、割り勘になることが多いんじゃないの?

中国にも友人がいるので、今度聞いてみたいな。

ちなみに韓国・中国・ベトナムに共通するのは、友人同士で会食するときは、かならず誰か一人が払い、それを持ち回りする、ということだ。今日は A さん、明日は B さん、あさっては C さん・・・が全部払う、という感じ。

日本は、普通割り勘だよね?(いや、俺は○○県に住んでるけど、違うぜ、という人がいたら手をあげてほしい。私は東京の習慣しかしらないので)

なぜ東アジアで日本だけ割り勘なのかは、かなり興味深い。しかも、日本の場合、計算機などを使って、かなり細かく割り算をするような気がする。几帳面だが、アジアの他の国の人から見たら、かなりせこく見えるかもしれない。

この調子で、世界中の友人同士のカネの払い方を研究してみたら面白いかもね。

(加筆 2008年3月8日)

中国に住む日本人の友人に聞いてみたところ、中国のやりかたはベトナムとほぼ同じとのこと。