ベトナム滞在記

ベトナムのテット(旧正月)

今日2月14日は、日本ではバレンタインデーかもしれないが、日本を除く東アジアの国々(韓国・中国・ベトナム)では旧正月の元旦である。私は、友人の帰郷に便乗していまサイゴン郊外の農村に来ている。こんなところにも Wi-Fi 無料のカフェはあり、そこから…

ベトナムの商社と田舎

貿易商である日本人の友人に急用が発生し、きゅうきょ私が代行して、北部の首都ハノイ近くの工場まで、ベトナム雑貨の検品に行ってきた。私は、貿易などずぶの素人ではあるが、最近は会計学を学んでいることもあり、ソフトウェアとは違う「リアルなモノ」を…

ベトナムのクリスマス

ベトナムで初めてのクリスマス。クリスマスイブに、サイゴンの街の中心部に繰り出したが、圧倒的な人の多さに驚愕した。まるで街中がパーティ会場と化したようだった。バイクさえ歩行者に圧倒されて、道路は歩行者天国状態だった。初詣の人ごみを想像すれば…

バイクが盗まれそうになった

サイゴンにあるレストランに夕食を食べにいった。1時間ほどゆっくりして、レストランを出た。バイクにまたがり、エンジンを掛けようとする。あれ?キーが入らない?何度やってもダメ。ベトナム人の店員さんに見てもらうと「あーこれは誰かが盗もうとしたね」…

ベトナム南部完全解放記念日

1975年4月30日に、北ベトナムの戦車がサイゴンにある南ベトナムの大統領府になだれ込み、北の勝利という形で、ベトナム戦争は終結した。その後この出来事はベトナムの外では「サイゴン陥落」、ベトナムでは「サイゴン解放」と呼ばれることになる。今日は4月3…

ベトナムとチープ革命

朝食を食べるたびに「ベトナムの食は豊かだな〜」と痛感する。今朝は、ビーフシチューの中にビーフンを入れたような食べ物を食べたが、牛肉がたくさん入っている。それで13,000ドン(72円)。これくらいの値段だと、普通のベトナム人にとっても気楽に食べられ…

人工衛星とベトナム語

ご無沙汰しております。この一週間、日本ではいろんなことがあった。それについて感想を述べたい気もするものの、時間がないので、とりあえず放っておく。代わりに近況報告を簡単にしておく。いろいろ考えたが、当面、ベトナム語の学習に注力することにした…

現状報告

諸事情により、ブログの更新が滞っております。実は、ベトナム語版ブログの方はマメに更新しているのですが、こちらは日本人の方は普通、読めないですよね〜(笑)。以下に現状を報告。 1. ベトナム語 ベトナムで仕事をする以上は、やはりベトナム語はきちん…

ホテルの前で飲むビール

昨晩、夜十時半ころホテルに戻ると、ホテルの前で、若い従業員の一人が私にやたらにベトナム語で話しかけてくる。よく聞くと、ビールの名前を連呼している。どうやら、一緒にビールを飲もうということらしい。このホテルは、サイゴン中心部の1区でもやや奥ま…

ノルウェー人 Rubyist の Vidar

昨晩は、ノルウェー人 Rubyist と会った。名前は Vidar。20代後半で、北欧人らしく身長は190センチ近い長身の男である。現在、Eldoy Softwareという屋号のもと、フリーランサーとして活動している。Vidar は、ノルウェーでは変り者扱いされていたらしい。ベ…

Ngoc さんとの出会い

最近、たびたび登場しているベトナム人 Rubyist の Ngoc さんだが、実は昨日、サイゴン市内でお会いした。いまは春休みということで日本からたまたまベトナムに戻ってきているとのことだ。なんともラッキーである。彼は、ベトナム人らしく物静かでやさしげな…

会計は男が必ず払う?それとも・・・

昨日、ベトナム人の友人と話していて「あれ?」と思うことがあった。彼いわく、ベトナムでは、恋人同士がレストランで食事をしたら、男がかならず払わなければならないそうだ。まあ、そこまではいい。しかし彼は続けて、普通の男女の友人同士が食事をしても…

Ruby コミュニティ探しに光明が!!

ベトナム情報工学コミュニティ blikiを主催する Dao Thanh Ngoc さんからメールの返事が届いた。英語で書いてメールを送ったのに、流暢な日本語で返事が返ってきたのには驚いた。彼は、筑波大学の修士課程に在籍しているようだ。非常に親切に質問に答えてい…

難航する Ruby コミュニティ探し

社長ブログなんだから、景気のいいことだけを書けよ、という説もあるが、私はなるべくネガティブなことも包み隠さずに話すつもりなので、許されたし。ネットでベトナムの Ruby コミュニティについて調べているものの、なかなかパッとしない。唯一の頼みの綱…

小さな司法部事務所

私の友人になぜかベトナムの高級官僚がいる。彼女は、司法部(日本の法務省)のベトナムの南部代表事務所の所長さんである。つまり、サイゴンの人にとっては、法務大臣にも等しいわけで、相当偉い人に違いないのだが、本人はまったく偉ぶらずとても気さくな…

ベトナムのバレンタインデー

2月14日はバレンタインデーであった。意外なことに、ベトナム人もバレンタインデーを結構気にしている。ベトナムでは、バレンタインデーに、恋人たちは、夜、一緒に食事をして、プレゼントを交換する。プレゼントは、花でもなんでもよいらしい。これはむしろ…

人に何かをしたいという気持ち

ベトナムで一番信頼を置いている友人 Nhat さんが、久しぶりにサイゴンに帰ってきた。彼は、病気のためにサイゴンから100キロくらい離れた実家で療養をしていた。私は、彼が松葉杖の痛々しい姿で現れたのに驚いた。すっかり病気が治って帰ってきたとばかり思…

サイゴンの冬

最近は、ホテルにこもりきりで仕事をしていることが多い。ときどき友人とともにお茶のみに出かける程度だ。ドラマチックなことはとくにない、平穏無事な日々だ。2月のサイゴンの天候は最高である。毎日晴れていて、湿度も低い。気温は朝が20度、昼でも28度程…

孤児院訪問

昨日は、ベトナム人の友人ともにお寺参りすることになった。サイゴン中心部の1区から南に進路を取り、バイクで走りに走って、30分。着いたのは 7区にある Long Hoa という名前のお寺だった。見かけは、サイゴンの郊外にある片田舎のごく普通のお寺に見えたの…

ベトナムの食文化の豊かさ

私は、健康のため、朝、近くの市場まで散歩をするのを日課にしている。往復1時間程度の道のりだ。市場は、朝早くから大変な活気である。ベトナムの朝に特徴的なのは、道端に無数の屋台が出ていることだ。そこで、出勤途中の老若男女が、道端に置かれたプラス…

自転車購入

今日、ついに待望の自転車を購入(写真)。値段は165万ドン(約 9000 円)。Asama というブランドが見えるが、実は台湾メーカーがベトナムで生産したものらしい。彼らのホームページには、堂々と「日本のある火山の名前をとりました」と英語で書いてある。やれ…

カトリック教会

朝いつもの散歩で通る道程に、大きなカトリック教会(写真)がある。今日は、日曜日のミサに信者が多数集まってきていたので、私も潜入してみた。コンクリート建ての無骨な建物だが、中は体育館のように広い。1000人程度なら余裕で収容できそうである。信者た…

ホテルで部屋片付け

荷物を大量にベトナムに持ち込んだので、ホテルにあるタンスに荷物を収納した。大きなタンスに多くの荷物がそのまますっぽり入った。それなりに広い机があったので、そこに愛機 EeePC 1000H とこのために日本で買った秘密兵器である外部モニター Acer X153Wb…

サイゴンに到着しました

サイゴンのホテルに着きました。途中は微妙に大変な場面もありましたが、だいたいはスムーズにここまで来ました。さすがベトナムはテット(旧正月)の直前だけあって、桃の花を買っている人が目立ちました。気温は29度。やや蒸し暑いです。これからまたベト…

サイゴンへ飛びます

いま成田空港で、ベトナム・サイゴン行きの飛行機を待っている。日本では、年末は体調が悪く、正月ではビジネスはみなお休みで、祖母も亡くなってお葬式に出たりと、いろいろあったが、仕事の面では微妙に進展がなかった。それは、私が自分がいまやっている…

寄付ベース社会への移行

ベトナムに住んでいると、モノのありがたみがよくわかる。なぜならば、この国は、まだモノが少なく、品質もよくないからだ。北部から南部までバスで縦断したのだが、道路の舗装状態の悪さには辟易させられた。こういう状況で、道路の舗装状態がよくなれば、…

ベトナムのオープンソース運動

ビジネスモデルといえるほど大層なものではないが、東京で私はどういう風に仕事を得ていたかというと、ほとんどコミュニティ活動からである。Ruby や Ruby on Rails の勉強会で知り合ったひとたちから仕事をもらったり、逆に一緒に仕事に誘ったりした。勉強…

カナダ人老婆

老婆という形容がぴったりの白人の老人が客として、私のホテルに宿泊していた。彼女は、トイレを "washroom" と呼ぶので、もしやと思ってたずねると果たしてカナダ人であった。 アルバータ州カルゴリー出身。この老婆、ホテルの受付の人々が、理解しようがし…

ベトナムのクリスマス

今朝、滞在しているロビーに下りると受付嬢がクリスマスツリーの飾り付けをしていた。サイゴンの中心部はここに限らず、あちらこちらでクリスマスの飾り付けを目にする。サイゴンは、もともと外国の影響を強く受けた場所であるということが関係しているらし…

戦争証跡博物館

ベトナム戦争の資料を展示する戦争証跡博物館(Bao tang Chung tich Chien trang)は、サイゴンの中心部にある。敷地はさほど広くなく、建物は古くて小さい。入り口の看板はベトナム語だけで書かれていて、事情を知らない外国人はそのまま通り過ぎてしまいそう…