サイゴンの Wi-Fi 事情

ホーチミン市師範大学で勉強することに決めたつもりが、実際に、手続きのため事務員と話しているうちにだんだん不安がもたげてきた。彼女は、人はいいのだが、英語が上手でないので、話がうまく通じないのだ。先々のことを考えるとやや不安を感じて、ベトナムの有名大学であるホーチミン市人文社会科学大学で勉強することにした。授業料が高いので、とりあえずは来週から週2日通うこととし、様子をみて授業数を増やすことにした。

この人文社会科学大学も Wi-Fi が無料で使えた。いまは、サイゴン中心部の Rex ホテルの屋上のカフェにいるが、ここでも Wi-Fi が使える。本当に、いたるところに電波が飛んでいる。ベトナムは、日本より Wi-Fi の充実度では、はるかに先を行っていると思う。(日本の Wi-Fi は、使うたびに長ったらしいパスワードをウェブサイトから打ち込ませるという信じられない使い勝手の悪さだ。結果、数千円を払って emobile のようなデータ通信系のサービスを使わなければならない。いったいモバイル通信はどっちが進んでいるのかよく分からなくなってきた)

一つ確実にいえるのは、iPhone 使いにとっては、ベトナムのほうが幸せである、ということだ。ソフトバンクの回線を使えばどこでも通信できるとは言え、遅いので。

今日は、ドンコイ・レロイ・ハムギーという3つの通りに挟まれた黄金の三角地帯、サイゴン、いやベトナムでもっとも華やかなエリアを観光している。このエリアの高級ホテルや高級レストランの物価感覚は先進国のそれとまったく変わらない。サービスはそれ以上である。カラベルホテルのロビーを見てみたが、実に洗練されていて、一目で世界最高級のホテルの一つであることがわかる。これなら、東京から直行してきても、何の違和感もなく宿泊できるはずだ。

今日学んだことは、サイゴンではお金さえ出せば、先進国レベルのサービスを受けることも可能だということだ。東京がときに恋しくなったら、こういう高級ホテルのカフェで10ドルくらい出して、お茶して見てもいいかもしれない。こういう街は、ベトナムではサイゴンしかないだろう。