経済
どっかのワーキング・プアに関する論客が、「格差社会の弱者である我々には、もはや戦争だけが希望だ」と言ったとか言わないとか。しかし、日本の現実が変わるには、戦争まで行かなくても、もうちょっと平和的で穏健なやり方があるよ。大企業が倒産すればい…
今日はアメリカ金融市場にとって、歴史的な一日となったようです。 (9/15)リーマン、破産法申請へ バンカメはメリル買収で合意 【ニューヨーク=米州総局】米4位の大手証券リーマン・ブラザーズは15日未明、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用…
非正規雇用が増えている。彼らは正社員を中心とした正規雇用されている労働者たちに比べて収入が少ない。たしかにこれは問題かもしれない。だが、最近、勢いづいている左翼系の論客の言うとおり、規制をすれば、正規雇用が増えるのか?私の意見ではおそらく…
日本経済に対する強い不安はぬぐえそうもないです。 その原因について2つ考えてみました。1) 日本の短期的な経済状況 2) 日本の中期的な経済状況順に説明していきたいと思います。 1) 日本の短期的な経済状況 これは、新聞がよく取り上げる種類のマクロ経済…
今日、シンガポールの一人当たり GDP が日本を抜いたというニュースがあった。かつてランキング上位だった日本はいまや見る影もなく22位。下の表は Wikipedia から引っ張ってきた。IMF が発表した 2007年の一人当たり GDP のランキングである。 これを見てい…
う〜ん。 労働市場の分断を排し、会社身分制を段階的に解消していくには、経済合理性な雇用規制を考える必要がある。それは制度によって正社員と派遣社員とを峻別するのではなく、経済合理的なトレードオフを想定しつつ、制度的に失敗できる機会を増やす方向…
分裂君がまた大構想をぶち上げてくれました。しびれるぅぅ。 東京から直通電車で20?30分くらいのところに、経済特区を作る。仮にJシリコンバレー特区と呼ぶことにする。この特区では、英語が公用語。役所、医療施設、学校、レストラン、スーパー、電車、交通…
昔メールとは、POP3 プロトコルを使って、ローカル PC のメールソフトウェアにダウンロードして読むものであった。それが hotmail や gmail の普及により、いまやウェブ上でそのまま読むのが当たり前になった。この流れが続くならば、いま手元においてある情…
それであれば、懐も心が一時的に痛んでも、きっちり辞めてもらった方がお互いの立ち直りは早いのではないでしょうか。全てのケースがそうだというつもりはありませんが、それが出来ている会社ほど経営者も従業員も、そしてOB/OGもいい顔をしているというのが…
他方、企業の側も「株式会社」という西洋の概念をあまり理解していなかった。明治初期の経営者は士族出身が多く、企業を家をモデルとして考え、個人の利益より家の永続性を至上目的とする傾向が強かったので、それを外部から牽制する株主という概念はなじま…
理想的には、映画の「監督」や建物の「アーキテクト」のようにデザインに関して全権を委ねられる人を一人選び出し、「その人に賭けた」もの作りをするしかないと思うんだが。企業の中で一個人があまりに強い力を持つことを嫌い、責任の所在をあいまいにする…
今日は、新橋で Kanta さんが世話人として開催している Rails Workshop に久しぶりに行って来た。会場になっているビルが「昭和の香り」をあまりに強烈に放っていて驚愕。新橋というところはきっと昭和のある時点に絶頂期をむかえ、その後進化の袋小路にはい…
どうしていままで Google の検索でひっかからなかったのか? ageha 氏というメガトン級の破壊力をもったブロガーに気づかなかったのはいかにもうかつであった。たとえばこのエントリ。21世紀初頭のAppleとニホンのはなし目からウロコとはこのことである。こ…
日本の経済の現状に対する個人的な認識 日本の経済の現状に対する個人的な認識(その2)の続編。 私の危機意識は、(1) 日本の製造業の先行きの暗さ(2) 新しい産業が生まれないこと(3) 地方の先行きの暗さから発生しているようだ。各々について述べよう。 今…
2月11日のエントリ、日本の経済の現状に対する個人的な認識の続編。 私の危機意識は、(1) 日本の製造業の先行きの暗さ(2) 新しい産業が生まれないこと(3) 地方の先行きの暗さから発生しているようだ。各々について述べよう。 のうち (1) だけを述べた。今日…
私は、今年の初めから、日本経済に危機感を感じまくっているわけだが、私の認識する日本経済の現況を簡単にスケッチしたい。普通、経済学者や評論家は適当なグラフやら表やら持ち出しくるわけだが、あえてそういった客観的な数字は使わず、あくまでも私の主…
まったくそのとおりだ。I could not agree any more. それなのにはてブには否定的な意見も目に付く。曰く「統計の取り方が恣意的」とか。やれやれ。こういうことを言ってくれるだけ、ありがたいとなぜ思えんかなあ。本当に日本に見切りをつけた人たちは、無…
いくつかのブログエントリで表明したように、いま私は日本の行く末に関して、なんとも気味の悪い予感にさいなまれている。日本の経済が衰退していくのではないか、という予感である。ただ、予感だけでは私が主観的に感じるだけのことであり、他者と感覚を共…