2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

すばらしい王宮

ベトナム最後の王朝阮(グェン)朝。フエは、阮朝の首都であった。その王朝は、現在は観光客へ一般公開されている。55,000ドン(344円)の入場料を払って中に入ると、ベトナムの喧騒とは完全に離れた静寂と安らぎの世界である。広大な王宮の敷地に、欧米人を…

フエ到着

朝、バスの中で目が覚めると、車窓の外には、ジャングルのような鬱蒼とした緑が広がっていた。まさにベトナム戦争の映画に出てくる風景そのものだ。アメリカはよくこんな国にきて戦争をしたものだ。アメリカ兵たちは、自分の故郷の風景とのあまりに違いに、…

ベトナムの写真

Flickr にベトナムの写真のごく一部を載せてみた。http://www.flickr.com/photos/26605052@N06/tags/vietnam/ベトナムの雰囲気が少しでも伝われば幸いである。

夜行バス

ハノイで、主に外国人をターゲットにした夜行寝台バスに乗り込んだ。幅40cmくらいの2段の寝台が、横に3列並んでいて、2段 x 3列 x 7行 = 42人ほどが寝たまま目的地に向かうことができるような構造である。日本にはないようだが、中国では普及していて、この…

ハノイ最後の夜

昨晩は、ホアンキエム湖畔にあるベトナム水上人形劇を見てきた。劇場は小さく古いが、風格があって味がある。人形劇は期待以上に楽しかった。水上で戯れる人形たちには、なんともいえない愛嬌がある。それにしても、入場料40,000ドン(250円)は安すぎはしな…

金儲けについて

ベトナムは、統計上、日本に比べると貧しい、ということになっている。円に換算すれば、ベトナム人の平均的な給料は、日本人の平均的な給料の数分の一という水準である。ハノイの裏路地では、野菜売りのおばさんが、どこからか仕入れてきた野菜を路上に無造…

語学マニア

ホアンキエム湖の南東部に本屋街がある。今日そこでベトナム語の辞書と教科書を買った。教科書は、ハノイ国家大学が出版する Thưc hành tiếng Việt B 。(81,000ドン = 506 円)。ベトナム人の感覚だと、3000円くらいのテキストだろうか。ちなみに越日字典(360…

ベトナムのインターネット規制

国家によるインターネット規制といれば、中国が有名である。中国のインターネット規制がいかに包括的かつ緻密なものであるかは、以前このブログにも書いた。ベトナムも中国同様、共産党一党独裁体制であり、思想統制のために、インターネット規制が存在する…

若きベトナム人たちとの邂逅

今晩は、アインさんの高校時代の同級生たちと、静かな湖畔のカフェで落ち合った。3人の男性が現れた。そのうちの一人であるチュンという男性と私はいろんな話をした。この3人の男たちはみな礼儀正しくさわやかな好青年であった。私はひそかに感銘を受けた…

ハノイ名所めぐり

今日も、引き続き、アインさんの案内で、ハノイ観光に出かけた。午前、まず最初に出かけたのは、ホーチミン廟。現代ベトナム建国の父、ホーチミンが眠っている場所だ。廟自体は、こぶりなコンクリート作りの建物で、引き締まった表情の護衛兵に守られている…

欧米人たちとの会話

いま私が泊まっているゲストハウス街の主な宿泊客は欧米人である。欧米人といっても、英語を母語にする人は案外少なく、多くは非英語圏のヨーロッパ人であるようである。昨日は、ホテル近くのネットカフェで、隣に座った40歳くらいのドイツ人女性と会話する…

ハノイの夜

今晩は、クイン・アイン(Quynh Anh)さんにハノイの夜を案内してもらうことになっていた。私は、東京で、あるベトナム人留学生からベトナム語を教わっていたのだが、アインさんはその留学生の幼なじみで親友なのだ。夜7時半、泊まっているミニ・ホテルのロビ…

ホテルの周りを歩き回る

ハノイで私の泊まっているホテルは、ホアンキエム湖の北、旧市街と呼ばれるエリアである。ここは通りが、文字どおり縦横に交錯しており、その狭い通りにのしかかるように、両側の商店が迫り、通りはバイクと車がクラクションを全開にして、狂ったように走り…

中国とベトナムの違い

まだベトナムに到着して一日も経たないし、外を歩き回ってもいないので、大きなことは言えないが、それでもいくつかの点で中国とベトナムの違いを痛感せざるをえない。まず人である。ベトナムは人が優しい。いま泊まっているエリアは、欧米人旅行客がたむろ…

電動バイク

中国では現在、ペダル付きの電動バイクが急速に普及しつつあるのをご存知だろうか。(写真)大気汚染防止のため、大都市ではガソリンバイクが禁止されているという政府の政策も普及の後押しをしているようだ。価格は大体 2000-3000元(32000円-48000円)。これ…

南寧からハノイまで

南寧国際旅遊集散中心で乗り込んだバスは、あらかじめウェブで調査していたとおり、比較的新しい乗り心地のよさそうな韓国製のバスである。乗客は見たところ2人の欧米人旅行客を除いて、ほとんどが中国人であるようだ。満員というわけではなく、後部座席に多…

南寧出発

昨晩は、夕食から帰ってきた後、あるお客さまの急な問題修正依頼のため、ホテルの部屋で作業を行った。原因を突き止めることができたが、修正する時間が足りないので、当面は運用でカバーすることに。これも中国へのオフショア開発か?(笑)インターネット…

中国最後の晩餐

今日は中国最後の夜なので、奮発して、よいレストランで食事をすることにした。ホテルの親切な受付嬢が教えてくれたのは、衡阳路と友愛南路の交差点のレストラン街。行ってみると確かに高級なレストランが軒を並べている。その中の雨石閤というレストランに…

南寧到着

約20時間の列車の旅のすえ、ようやく広西チワン自治区の首都、南寧に到着。駅前の二星ホテル、迎賓飯店に宿を取る。今日中国最後の夜であるゆえ、やや贅沢をして最上級の部屋に150元(2400円)出すことにする。まあ贅沢で150元なので、いかにバックパッカー根…

硬卧

いま南昌から南寧へ向かう列車の中である。今回は硬卧とよばれる二等寝台車に乗っている。快適さは、软卧(一等寝台車)に比べるとかなり落ちるが、それでも工夫次第ではそれなりに快適である。重要なのは、一番下の段を取るということだ。软卧の上段を取る…

中国とアメリカ

中国とアメリカ。この正反対に見える2つの国は、案外似たもの同士であるような気がする。以前からそう感じていたところ、中西輝政著「なぜ国家は衰亡するのか」にも同様の記述があった。『このように考えてくると、アメリカ文明に見られる抽象性やドグマ性と…

南昌出発

今日夕方、ふたたび夜行列車に乗り、中国南端の都市である南寧へ旅立つ。20時間掛かって明日の午後に南寧へ到着する予定である。

なぜ国家は衰亡するのか

中西輝政著「なぜ国家は衰亡するのか」をいま読んでいる。この著作のなかで中西氏は、イギリスやローマの例を引き合いに、なぜこの世の春を謳歌した世界大国が衰退しやがて滅亡したのか、あるいは、一時的に衰退しつつも、再び再生を遂げることができたのか…

南昌到着

一等寝台車は静かで揺れもほとんど感じなかった。快適さのなかで、一日の疲れが出て、心地よい眠りに落ちた。列車は、ほぼ定刻どおり、午前6時前に南昌駅に到着。コンコースは人々の熱気であふれていた。列車を待つ人々がそこかしこに座り込んでいる。床には…

初めての寝台車

ついに出発の時が来た。お世話になったカンカンと周さんに別れを告げ、杭州駅に入る。中国の秋のゴールデンウィーク・国慶節の最中であるため、すごい人出だ。列車に乗るだけだというのに、まるでこれから戦争でも始まるかのような熱気に駅全体が包まれてい…

肉沫米线

今朝、ホテルのそばのこぎれいな食堂で、肉沫米线(ビーフンヌードル)を食べた。味にまったく期待していなかった分、うまくてびっくりした。価格は6元(96円)。今回、中国に来て料理が予想以上においしいことが多い。昔の中国の料理はあまりおいしくなかった…

運河めぐり

今日もカンカンと周さんに連れられて杭州のさまざまな場所へ出かけた。まずは昼の西湖。湖岸は実によく整備されていて美しい。湖に接して青い芝生の公園があり、カナダ・トロントのセンターアイランドをほうふつさせる。あるいは、この街と湖が自然に融合し…

中国・杭州空港に到着

ソウル・仁川空港を発つこと2時間。あっという間に中国・杭州空港に到着。空港の建物は決して新しくはないが、清潔で快適である。杭州駅への空港バスの切符を買い込むと乗り込むべきバスを探す。バスはすぐ見つかったが、荷物は自分で荷物入れに入れろという…

さようなら韓国

早いもので、9月25日に韓国に到着してはや一週間、出発の日が来てしまった。5年前に比べて格段に進歩を遂げた韓国。街が美しく洗練されていくのは喜ばしい反面、いかにも韓国らしい、憎たらしくも愛らしいアジョッシ・アジュンマ(おじさん・おばさん)たち…

西湖

杭州は、日本の都市でいえば名古屋くらいの大きさだろうか。その中心に西湖とよばれる大きな湖がある。今晩は、そこにカンカンと周さんで遊びに行った。カンカンは、南昌の大学で日本語を専攻し、いまは杭州で日本語教師として働いている女性である。周さん…